11日、明治安田生命J2リーグ第4節の10試合が各地で行われた。 NACK5スタジアム大宮で行われた大宮アルディージャvs東京ヴェルディは、ホームの大宮が1-0で勝利した。 V・ファーレン長崎と共に開幕あ3連勝を飾って首位に立つ大宮が、3戦…

11日、明治安田生命J2リーグ第4節の10試合が各地で行われた。

NACK5スタジアム大宮で行われた大宮アルディージャvs東京ヴェルディは、ホームの大宮が1-0で勝利した。

V・ファーレン長崎と共に開幕あ3連勝を飾って首位に立つ大宮が、3戦未勝利(1敗2分け)の東京Vをホームで迎え撃った一戦。大宮のフィリップ・クリャイッチ、東京VのマテウスといずれもJリーグデビュー戦となった助っ人守護神に注目が集まった試合は、開始早々に動く。1分、大宮が左サイド深くで得たスローインの流れから酒井が折り返すと、相手DFのクリアミスでファーに流れたボールを渡部が蹴り込んだ。

この先制点によって試合の構図はボールを握る東京Vと引いてカウンターを狙う大宮という構図に落ち着く。失点直後こそ東京Vが藤本や佐藤のシュートでゴールに迫ったが、以降は大宮の守備がきっちり撥ね返す。さらに、カウンターを軸に小野や翁長がミドルシュートで2点目に迫るなど、良い形で試合を折り返した。

迎えた後半、2枚替えを敢行して攻勢を強めた東京Vが良い入りを見せる。しかし、49分に藤本がカットインから放った左足のシュートはGKの好守に遭う。その後も立ち上がりはアウェイチームの時間が続くが、以降はホームチームが主導権を奪い返した。

その後はこう着状態が続いた中、両チームは互いに選手交代で流れに変化を与えようとするが、その交代も試合に大きな変化は与えず。最終盤には互いにゴールに迫る場面もあったが、試合はこのまま1-0でタイムアップ。開始1分の渡部のゴールを守り切った大宮が開幕4連勝を飾った。

一方、2位の長崎と、3位の愛媛の上位対決は、2-0でホームの長崎が勝利した。

開幕3連勝中の長崎がボールを保持する展開となるが、愛媛も少ない手数でゴールに迫っていく。長崎は29分、相手に囲まれながらもボックス右から上がったルアンのクロスに富樫が飛び込むが、わずかに合わず。45分には同様のラインからチャンスが生まれるが、最終ラインを突破した富樫のループシュートは枠を捉えることができなかった。

後半に入り、大きな雨粒が降り頻る中、長崎は76分にイバルボとカイオ・セザールを投入。するとこの2人がキーマンとなる。85分、愛媛のゴールキックのシーンでGK富澤がピッチに足をとられキックミス。これを奪ったイバルボがゴールに迫ると、DF2人に囲まれて転倒。PKを獲得した。

これをイバルボ自ら決めて先制した長崎はその2分後、今度はカイオ・セザールが左CKを頭で合わせて追加点。途中投入の選手による終盤のゴールで勝利を手繰り寄せた長崎が開幕4連勝を収めた。一方、愛媛は開幕節以来の黒星となった。

◆明治安田生命J2リーグ第4節

7/10(金)

ファジアーノ岡山 0-2 ギラヴァンツ北九州

7/11(土)

《18:00》

ヴァンフォーレ甲府 2-1 ツエーゲン金沢

アルビレックス新潟 1-0 松本山雅FC

《18:30》

京都サンガF.C. 2-0 アビスパ福岡

FC琉球 1-3 徳島ヴォルティス

《19:00》

モンテディオ山形 1-1 水戸ホーリーホック

ザスパクサツ群馬 0-1 FC町田ゼルビア

大宮アルディージャ 1-0 東京ヴェルディ

ジェフユナイテッド千葉 0-1 栃木SC

ジュビロ磐田 2-1 レノファ山口FC

V・ファーレン長崎 2-0 愛媛FC