11日、明治安田生命J1リーグ第4節の大分トリニータvsヴィッセル神戸が昭和電工ドーム大分で行われ、1-1の引き分けに終わった。 再開後2連勝中の大分は、サンフレッチェ広島戦から6名を変更。3バックの一角に入った刀根亮輔と、ボランチの一角に…

11日、明治安田生命J1リーグ第4節の大分トリニータvsヴィッセル神戸が昭和電工ドーム大分で行われ、1-1の引き分けに終わった。

再開後2連勝中の大分は、サンフレッチェ広島戦から6名を変更。3バックの一角に入った刀根亮輔と、ボランチの一角に入った島川俊郎が今季初スタメン。3トップは知念慶、三平和司、田中達也が並んだ。

対する神戸は連勝を目指した一戦。こちらもスタメンを6名変更。アンドレス・イニエスタ、セルジ・サンペール、ダンクレーの外国人はメンバー外に。3トップの中央には古巣対決となる藤本憲明を起用した。また、今季加入した菊池流帆がJ1デビューとなった。

互いにポゼッションを志向する中、立ち上がりの主導権争いが気になるところだったが、いきなり試合が動く。

キックオフと同時に前からプレスをかけた神戸は相手のパスミスのこぼれ球を拾った古橋が中央へパス。安井がシュートすると相手DFに当たって浮いたところを、古橋が左足ボレー。これがネットを揺らし、神戸が先制した。

開始17秒で神戸が先制した立ち上がり。神戸は前からのプレスでハメに行く守備を見せ、大分は足元で繋ぎ、プレス回避していく。

すると大分は8分に神戸ゴールへ近づく。左を仕掛けるとクロスをGK飯倉がパンチング。こぼれ球を知念がシュートを放つとディフレクトした浮き球を三平がシュートも、枠を外れていった。

開始早々にスコアが動いて以降は徐々に落ち着きを見せはじめた試合。両チームともに選手たちが滑るシーンも目立ち、決定機は作れない。

25分には大分がチャンス。前線からのプレスで相手のミスを誘うと、田中が右サイドへ展開。松本のクロスも知念はシュートを打てない。

それでも28分、大分は再び前からプレスをかけると、競り合いのこぼれ球を知念がパス。上がってきた岩田が受けると、冷静に流し込み同点に追いついた。

セカンドボールを回収し、徐々にペースを握っていった大分は36分、右サイドから岩田がアーリークロス。ボックス内に飛び込んだ田中がダイレクトボレーを放つも、惜しくも枠を捉えられない。

1-1のまま迎えた後半、53分に神戸が決定機。縦パスを受けた古橋がカットインからシュート。枠を捉えたシュートだったが、GK高木がなんとかセーブする。

61分には大分にアクシデント。ルーズボールを頭でいった香川に対し、藤谷のスパイクがヒット。香川は頭から流血し、自らの足でピッチを後にする。

その大分は67分、渡からのパスを受けた知念がターンして相手をいなすとスルーパス。抜け出した田中がGKと一対一となるも、シュートは飯倉がセーブする。

神戸は75分に一気に4枚を交代。前節決勝ゴールのドウグラスやルーキーの小田を投入し勝ちに行く。

すると83分、ドウグラスの落としからボックス内で混戦となると、最後は小田がシュート。しかし、シュートはわずかに左に外れる。

神戸は90分にもチャンス。縦パスを受けたドウグラスが反転してボックス内でシュート。しかし、鈴木がブロックに入る。

攻め手を緩めない神戸はアディショナルタイム3分、ドウグラスがドリブルで持ち込むと、古橋へパス。古橋のクロスをドウグラスが競ると、最後は小田がシュートも枠を外してしまう。

アディショナルタイム5分には、佐々木が中央をドリブル突破。小田へパスを出すと、リターンをボックス中央でシュートもふかしてしまう。

最後まで神戸が攻め立てるも勝ち越せず。結局1-1の引き分けに終わった。

大分トリニータ 1-1 ヴィッセル神戸

【大分】

岩田智輝(前29)

【神戸】

古橋亨梧(前1)