新型コロナウイルスの影響で今シーズンは中止となった、グランドスラム「ウィンブルドン」。大会運営側は現地10日大会公式サイトで、出場予定だった選手たち620名に総額1,000万ポンド(約13億4,795万円)を「賞金」として分配すると発表した…

新型コロナウイルスの影響で今シーズンは中止となった、グランドスラム「ウィンブルドン」。大会運営側は現地10日大会公式サイトで、出場予定だった選手たち620名に総額1,000万ポンド(約13億4,795万円)を「賞金」として分配すると発表した。【動画】錦織 ウィンブルドン日没寸前の短時間マッチ

主催のAELTC(オール イングランド・ローンテニスクラブ)は、声明で「2020年の大会中止によって、我々は新型コロナウイルスの地域、国、国際レベルでのパンデミックにより最も影響を受けた人々を支援する取り組みにフォーカスしてきた」と述べた。

「我々が一番大切にしているのは、ウィンブルドンの実現に不可欠でありウィンブルドンを頼って生活をしている人たちのために、できることをするという責任だ」

大会中止による保険適用もあって捻出された、今回の資金。発表された賞金は、世界ランキングに基づきもし今年開催されていれば本戦および予選に出場できていた計620名に分配される。その内訳は以下の通りで、選手たちは1つの部門で賞金を受け取ることができる。

シングルス本戦に出場予定だった256名:25,000ポンド(約336万円)

シングルス予選に出場予定だった224名:12,500ポンド(約168万円)

ダブルス本戦に出場予定だった120名:6,250ポンド(約84万円)

車いすの部に出場予定だった16名:6,000ポンド(約80万円)

車いすクアードの部に出場予定だった4名:5,000ポンド(約67万円)

またAELTCは、大会の中止に伴い経済的なダメージを受けた審判員たちにも支払いを行うと発表している。

(テニスデイリー編集部)

※為替レートは7月11日時点

※写真は「ウィンブルドン」のロゴ

(Photo by Visionhaus/Getty Images)