現地時間9日に行われたラ・リーガ・サンタンデール第35節のレバンテ戦でマジョルカの日本代表MF久保建英が今シーズン4点目を決めて残留を争うチームを勝利に導いた。【告知】ファンの皆様との交流の場、スポルトFC発足!7月12日(日)15時よりオ…

現地時間9日に行われたラ・リーガ・サンタンデール第35節のレバンテ戦でマジョルカの日本代表MF久保建英が今シーズン4点目を決めて残留を争うチームを勝利に導いた。
【告知】ファンの皆様との交流の場、スポルトFC発足!7月12日(日)15時よりオンライン説明会実施。
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11試合連続の先発出場となった久保はこの日もマジョルカの攻撃を牽引。開始早々から決定的なクロスや左足での強烈なミドルシュート、直近10試合でのドリブル成功率がメッシに次ぐ高い数値を叩き出したドリブルでチャンスを作りだした。
しかし、前節から中5日空いたものの、連戦が続いたことで久保の疲労の色は濃く、中断明けから見せていた存在感はやや薄れていた。実際にボールタッチ数は前節アトレティコ戦から半分程度の39回、パス本数も18本(15本成功)と激減した(前節は74回のボールタッチとパス39/46本)。
相手の厳しいマークや過密日程による疲労でパフォーマンスが落ちた久保だったが、今の彼にはこの逆境を結果で跳ね除けるだけの力があった。
1-0リードで迎えた84分、中盤でボールを受けた久保は見方のサポートがないとみるやドリブルを仕掛ける。得意の左とは逆に持ち出して右足で放ったシュートは相手GKに弾かれたが、見方がゴール前に走り込む時間を作り出した。
FWブディミルがボールを拾うとダニ・ロドリゲスに繋ぎ、サルバ・セビージャがシュート。このシュートはGKに弾かれたが、これにいち早く反応したのが久保だった。プレーを止めずゴール前まで走り込んでいた久保が左足で蹴り込んで大きな2点目を奪った。
久保は笑顔でビセンテ・モレノ監督の下へと走り、お辞儀のセレブレーションを披露。苦しい時も起用し続けてくれた監督に感謝を示した。
久保のリーガ4点目と9試合ぶりのクリーンシートで勝利したマジョルカは勝点を32まで伸ばした。明日(日本時間5時)レアル・マドリーとの試合を控える17位アラベスとの勝点差は3。勝利必須の試合でチームを勝たせた久保建英はさらに大きく成長した。