サッカーでは、GK、DF、MF、FWとそれぞれ役割の全く異なるポジションで、それぞれにスター選手がいる。今回の企画『Pick Up Player』では、現役を問わず各クラブを代表する選手たちをプレー動画付きで紹介していく。 今回は元オランダ…

サッカーでは、GK、DF、MF、FWとそれぞれ役割の全く異なるポジションで、それぞれにスター選手がいる。今回の企画『Pick Up Player』では、現役を問わず各クラブを代表する選手たちをプレー動画付きで紹介していく。

今回は元オランダ代表MFのヴェスレイ・スナイデル氏だ。

ユトレヒトで父親もサッカー選手だったサッカー一家に生まれたスナイデル氏は、名門アヤックスのアカデミーへと加入。2002年12月22日のエクセルシオール戦にてトップチームデビューを果たすと、翌シーズンからは主力として活躍した。

アヤックスでの活躍後、2007年夏にレアル・マドリーへと移籍。背番号は元イングランド代表MFデイビッド・ベッカム氏が着けていた「23」だった。

加入直後から活躍を見せ、チームのリーガ制覇に貢献していたものの、背番号「10」を背負って迎えた2シーズン目は、ケガに苦しむと共に、リハビリ中の不倫発覚や、それに伴う離婚と慰謝料関連で裁判沙汰になるなどピッチ外の問題が顕著化し、2009年にインテルへ移籍している。

なお、現役引退後に出版した自伝では、「気付かぬうちにウォッカが親友になっていた」とマドリー時代に酒に溺れていたことも明かしている。

インテルでは2009-10シーズンにイタリア史上初の3冠(チャンピオンズリーグ、セリエA、コッパ・イタリア優勝)獲得に貢献。バロンドール級の活躍を見せた。また、2011年1月にインテルに加入した日本代表DF長友佑都と2年間共にプレー。長友がガラタサライへ移籍する際には、加入の後押しをしていた。

その後は、ガラタサライ、ニースと移籍し、2018年1月からアル・ガラファでプレーし、昨シーズン限りで現役を引退することを発表した。

オランダ代表として共に活躍し、一時代を築いたFWアリエン・ロッベン(2020年6月に現役復帰を発表)、FWロビン・ファン・ペルシ、MFラファエル・ファン・デル・ファールトら、盟友たちに続く現役引退となったが、先日には地元クラブであるユトレヒトが現役復帰オファーを出したことが報じられている。