ノバク・ジョコビッチ(セルビア)が、現時点でのATPツアー再開後の出場予定大会について明かした。【実際の写真】ジョコビッチ、現在はハグではなくラケットタッチでソーシャルディスタンスATPツアー…

ノバク・ジョコビッチ(セルビア)が、現時点でのATPツアー再開後の出場予定大会について明かした。【実際の写真】ジョコビッチ、現在はハグではなくラケットタッチでソーシャルディスタンス

ATPツアーは8月14日に再開する予定だが、再開後は超過密スケジュールに。マスターズ1000とグランドスラムのビッグタイトルを争う戦いが7週間連続で組まれている上、北米のハードコートシーズンの後、休みなくヨーロッパのクレーコートシーズンを戦うという異例の内容となっている。

ビッグタイトルを争う戦いにすべて参加することは、物理的にも体力的に現実的ではないため、各選手がどんな選択をするか注目されている。

テニス関連ニュースサイトTENNIS TONICによると、ジョコビッチは「"全米オープン"でプレーするかどうかはまだ分からない」としつつも、いくつかの予定を地元セルビア紙に対して明かしたという。

「ワシントンやシンシナティ(今年はニューヨーク開催となった"ATP1000 ウェスタン&サザンオープン")ではプレーしない。"全仏オープン"には確実に出場するし、マドリードとローマについても出場を計画している」

ジョコビッチは新型コロナウイルスの検査で陽性となったが、現在は隔離期間を終え、無事陰性に。既にコートへ戻ってビクトル・トロイツキ(セルビア)との練習を開始しているが、そのコートはクレーコート。アメリカでは現在も陽性者が急増していることや、「全米オープン」の新型コロナウイルス対策は極端だと当初懐疑的な見方をしていたことからも、クレーコートシーズンに専念する可能性がうかがえる。

また練習後は、握手やハグといった身体的接触ではなく、ラケットタッチで挨拶を交わすようになっていた。

ちなみにライバルのラファエル・ナダル(スペイン)は、既に「ATP1000 マドリード」への出場予定が公式アナウンスされており、クレーコートシーズンに専念する可能性が高い。

【再開後のATPツアースケジュール】

「ATP500 ワシントンD.C.」:8月14日~8月21日

「ATP1000 ウェスタン&サザンオープン」:8月22日~8月28日

「全米オープン」:8月31日~9月13日

「ATP250 キッツビューエル」:9月8日~9月13日

「ATP1000 マドリード」:9月13日~9月20日

「ATP1000 ローマ」:9月20日~9月27日

「全仏オープン」:9月27日~10月11日

(テニスデイリー編集部)

※写真は「アドリア・ツアー」でのジョコビッチ

(Photo by Milos Miskov/Anadolu Agency via Getty Images)