プレミアリーグでは来シーズンから「ハンド」に関するルールが多少変更されるようだ。イギリス『スカイ・スポーツ』が報じている。 ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が導入され、より正確なジャッジが出来るようになった昨今のフットボールだが、…

プレミアリーグでは来シーズンから「ハンド」に関するルールが多少変更されるようだ。イギリス『スカイ・スポーツ』が報じている。

ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が導入され、より正確なジャッジが出来るようになった昨今のフットボールだが、最新の技術を持ってしても判定の難しいプレーは数多く存在する。

そのひとつがハンドボールだが、サッカーのルールの制定などを行う国際サッカー評議会(IFAB)は今年初めに開催された年次総会で、来季以降のプレミアリーグにおけるハンドのルール改正に合意した。

新ルールでは、攻撃側の偶発的なハンドボールは、ゴールに直結する場合にのみ直ちに適用されるようになるとのこと。一方で、偶発的なハンドボールの後で、ボールがパスまたはドリブルである程度の距離を移動した場合や、得点した場合でも、その前に複数のパスがあった場合は違反にならないようだ。

プレミアリーグでは最近、トッテナムのFWハリー・ケインやマンチェスター・シティのMFリヤド・マフレズのゴールがハンドによって取り消された例があるが、どちらもゴールからは離れた位置だったうえ、上述したようなパスやドリブルによる顕著なボール移動があった。

『スカイ・スポーツ』は新ルールの下では両者のゴールは認められるだろうとしているが、果たしてより明確なルールとなったのだろうか。