マンチェスター・ユナイテッドを率いるオーレ・グンナー・スールシャール監督は、フランス代表MFポール・ポグバ(27)が新契約にサインすることを希望している。『ESPN』が報じている。 ポグバとユナイテッドの現行契約は2021年夏までとなってい…
マンチェスター・ユナイテッドを率いるオーレ・グンナー・スールシャール監督は、フランス代表MFポール・ポグバ(27)が新契約にサインすることを希望している。『ESPN』が報じている。
ポグバとユナイテッドの現行契約は2021年夏までとなっている。クラブ側に更なる1年間の延長オプションがあるものの、今後もユナイテッドでのプレーを希望する場合、新契約へのサインは必須だ。
昨夏から今冬にかけてはレアル・マドリー、古巣ユベントスへの移籍の可能性が取り沙汰されていたが、新型コロナウイルスが与える移籍市場への深刻な影響などもあり、ここ最近では去就を巡る報道もトーンダウンしている。
また、ユナイテッドが直近の公式戦16試合無敗とかつての低迷期を脱し始めていることもあり、ポグバ自身の心境の変化も噂されている。
そういった状況の中、スールシャール監督は9日のプレミアリーグ第34節、アストン・ビラ戦の前日会見の場でポグバの去就に関して言及。先日に新契約にサインしたスコットランド代表MFスコット・マクトミネイ、セルビア代表MFネマニャ・マティッチに続き、新契約にサインすることを期待している。
「プレーヤーとクラブの間の話し合いに口出しするつもりはないが、クラブの最高のプレーヤーをキープしたいと思っている」
「我々は将来に向けてスカッドを編成したいと考えている。スコットとネマニャは似たような状況にあったが、彼らのキャリアは異なるステージにある。前者はキャリア初期にあり、後者は経験豊富だ。そして、我々には中堅のプレーヤーも必要だ。したがって、彼(ポグバ)と共に今後大きな何かを達成したい」
なお、渦中のポグバはユナイテッド公式サイトのインタビューを通じて、自身の現状について言及。現在のチームで居心地の良さを感じていると、残留に向けて前向きともとれるコメントをしている。
「トレーニングに復帰してボールに触れることが、とにかく嬉しかったよ。いかにそのことに飢えていたのか実感したよ」
「長い間、遠ざかっていたことで、どれだけフットボールを愛しているか、改めて思い知ったんだ。だから復帰できて本当に幸せだし、チームのみんなとまた一緒にやれることが嬉しくてたまらないんだ」
「チームが成長していることも、みんなが感じていると思う。以前よりもチーム全体でプレーするようになった。そしてそれを楽しんでいる。みんなで守り、みんなで攻める。チームとして、確実に前より強くなっている」
「トップチームになるためには前の試合のことなどすぐに忘れることが大切だ。自分たちを高めるためには、常に高い目標を設定することが必要であって、すでにやり遂げたことに浸っていてはダメなんだ」
「それはこのクラブのメンタリティでもある。これまでこのクラブに脈々と受け継がれてきたものだ。ひとつトロフィーを獲ったくらいで僕たちは満足しない。1、2回の勝利や、10回勝ってもだ。もっと上を目指したくなる。もっと勝ちたくなる。だからこそ、マンチェスター・ユナイテッドは、イングランドで最強のクラブなんだと、僕は思う」