トッテナムを率いるジョゼ・モウリーニョ監督が、9日に行われるボーンマス戦の前日会見に臨んだ。イギリス『フットボール・ロンドン』が会見コメントを伝えている。 前節、エバートンを相手に1-0の勝利を収めた8位のトッテナム。前日に6位のウォルバー…

トッテナムを率いるジョゼ・モウリーニョ監督が、9日に行われるボーンマス戦の前日会見に臨んだ。イギリス『フットボール・ロンドン』が会見コメントを伝えている。

前節、エバートンを相手に1-0の勝利を収めた8位のトッテナム。前日に6位のウォルバーハンプトンがシェフィールド・ユナイテッドに敗れており、9日に敵地で行われるプレミアリーグ第34節、ボーンマス戦に勝利した場合、勝ち点差を1ポイントに縮められる状況だ。

12日にはアーセナルとの重要なノースロンドン・ダービーを控えることもあり、会見ではライバルよりも準備期間が2日少ないという日程面に関する質問が出たが、モウリーニョ監督は現時点では降格圏の18位に低迷するホームチームとの一戦だけに集中していると語った。

「(ダービーに向けた日程面の問題は?)そんなことは知っている。だが、私にできることは何もない。したがって、この瞬間はボーンマスのことだけに集中し、その後のことは考えないというのが、私の考えだ」

「ボーンマスは、なぜその順位(下位)にいるかを考えさせる類のチームだ。私は彼らのポテンシャルに目を向けている。したがって、彼らが降格圏にいるという状況は私にとって重要なことではない」

「また、彼らが残留のために戦っているという事実も考慮すべき事柄ではない。私が見ているのはそういった上辺の事柄ではなく、チームのポテンシャル、エディ・ハウのクオリティ、彼のチームが毎シーズン示している組織力に関してだ」

「さらに、私は彼らが上位チーム相手に良い結果を残しているという部分に焦点を当てている。したがって、彼らとの対戦を前に次のことを考えるなんてことはできない」

また、この一戦を前にトッテナムは今年3月のFAカップのノリッジ戦でホームサポーターと衝突したイングランド代表MFエリック・ダイアーに、イングランドサッカー協会(FA)から4試合の出場停止処分および罰金処分が科された。

そのため、リーグ再開後にセンターバックのファーストチョイスとして重宝してきたダイアーを、今節を含め最終節まで起用することができなくなった。

そして、今回の会見ではモウリーニョ監督にダイアーの処分に対する意見が求められた。しかし、“口は禍の元”という言葉を良く知るポルトガル人指揮官は「リアクションを好まない」と、自身の見解を示すことを拒否している。

「(処分は厳しいと思うか?)答えないよ。仮に、私が何らかの返答をした場合、困るのは私自身だ。だから、そのことに関しては話すつもりはない」

「(異議申し立ての可能性は?)正直なところ、考えていない。異議申し立てを行った場合、異なるリスクを抱えることになるからだ。少なくとも次のシーズンはスタートからプレーできるし、こういったFAの決定がどのように機能しているかは誰もが知るところだろう」