スイス・バーゼルで開催されている「スイス室内」(ATP500/10月24~30日/賞金総額170万1320ユーロ/室内ハードコート)で、錦織圭(日本/日清食品)とフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)がともにストレートで勝ち上…

 スイス・バーゼルで開催されている「スイス室内」(ATP500/10月24~30日/賞金総額170万1320ユーロ/室内ハードコート)で、錦織圭(日本/日清食品)とフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)がともにストレートで勝ち上がり、準々決勝で対戦する可能性が出てきた。

 第3シードの錦織は2回戦でパオロ・ロレンツィ(イタリア)を7-6(3) 6-2で下した。第1セットの錦織は6つのブレークポイントを手にしたが、たびたびエラーをして生かせず。しかし、第2セットはロレンツィに2ゲームしか与えなかった。

 錦織は今大会で2度目のタイトル獲得を目指している。彼は次の準々決勝で、先週ストックホルムで2014年1月以来のツアータイトルを獲得したデル ポトロと第5シードのダビド・ゴファン(ベルギー)の勝者と対戦する。

 デル ポトロは、ロジャー・フェデラー(スイス)のホームタウンである今大会で、2012年と2013年にフェデラーと決勝を争い、どちらも優勝している。

 世界42位のデル ポトロは長い間手首の故障に苛まれてきたが、復帰を果たして以降、着実にランキングを上げてきた。今大会はワイルドカード(主催者推薦)で出場し、1回戦で世界64位の予選勝者、ロビン・ハッサ(オランダ)を6-3 6-4で破って勝ち上がった。

 デル ポトロとゴファンは今年、上海で初対戦し、フルセットでゴファンが勝っている。そのゴファンはこのバーゼルで7度の優勝を誇るフェデラーと、2014年に決勝を戦って敗れた。

 日曜日にアントワープでキャリア14度目のタイトルを獲得したばかりの第7シード、リシャール・ガスケ(フランス)はギド・ペラ(アルゼンチン)との1回戦を2-6 1-2で途中棄権し、初戦で敗れた3番目のシード選手となった。すでに敗れたシード選手は第2シードのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)と第6シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)だ。

 第8シードのジャック・ソック(アメリカ)は日曜日にストックホルムの決勝でデル ポトロに敗れたあと、水曜日に1回戦を戦い、アドリアン・マナリノ(フランス)を6-3 6-3で下して大会をスタートさせた。(C)AP(テニスマガジン)