ラ・リーガ第35節、バルセロナとエスパニョールによる“バルセロナ・ダービー”が8日にカンプ・ノウで行われ、1-0でバルセロナが勝利した。 首位レアル・マドリーを追走したい2位バルセロナ(勝ち点73)は、快勝したビジャレアル戦からスタメンを1…

ラ・リーガ第35節、バルセロナとエスパニョールによる“バルセロナ・ダービー”が8日にカンプ・ノウで行われ、1-0でバルセロナが勝利した。

首位レアル・マドリーを追走したい2位バルセロナ(勝ち点73)は、快勝したビジャレアル戦からスタメンを1人変更。ビダルに代えてインサイドハーフにはラキティッチを配置した。

リーグ戦5連敗中の最下位エスパニョール(勝ち点24)に対し、3トップに右からメッシ、スアレス、グリーズマンを並べたバルセロナは22分、ボックス右手前でグリーズマンが倒され獲得したFKをメッシが直接狙ったが、これはわずかにゴール右上に外れた。

バルセロナは25分にも、グリーズマンのスルーパスに反応したスアレスがボックス左からシュートを放ったが、これは相手DFに当たりゴール左に外れた。

一進一退の展開が続く中、バルセロナは43分にピンチ。ロングスルーパスから突破を許したディダックの左クロスが守備に戻ったラングレに当たり、あわやオウンゴールとなるが、GKテア・シュテーゲンがギリギリのところでブロック。さらにこぼれ球を拾ったD・ロペスのラストパスからディダックにシュートを打たれるも、これは右ポストに弾かれ難を逃れた。

迎えた後半、バルセロナはN・セメドを下げてアンス・ファティを投入。しかし49分、アンス・ファティがカレーロへ足裏を見せた危険なタックルを見舞い、VARの末に一発退場となった。

ところが直後の53分、エスパニョールにも退場者が出る。ロストボールに反応したポル・ロサーノがピケの右足を踏みつけるようなタックルを見舞い、VARの末に一発退場となった。

10人同士の対決となった中、バルセロナは56分に先制する。ジョルディ・アルバのパスをボックス左深くに走り込んだグリーズマンがヒールで落とすと、メッシがシュート。これはGKディエゴ・ロペスに弾かれたが、こぼれ球に反応したスアレスが無人のゴールに流し込んだ。

さらにバルセロナは、68分にもセルジ・ロベルトの右クロスをファーサイドのメッシが左足ボレーで合わせたが、シュートはGKディエゴ・ロペスの好セーブに阻まれた。

その後も互いに選手交代を行っていく中で一進一退の展開が続いたが、最後までゴールは生まれず。スアレス弾で逃げ切ったバルセロナが10人同士のダービーを制し、首位マドリーにプレッシャーをかけることに成功した。一方、6連敗となったエスパニョールは27年ぶりの2部降格が決定した。