イングランドサッカー協会(FA)は8日、トッテナムに所属するイングランド代表MFエリック・ダイアーに4試合の出場停止処分と、罰金4万ポンド(約540万円)の処分を科すことを発表した。イギリス『BBC』が伝えている。 ダイアーは、今年3月4日…

イングランドサッカー協会(FA)は8日、トッテナムに所属するイングランド代表MFエリック・ダイアーに4試合の出場停止処分と、罰金4万ポンド(約540万円)の処分を科すことを発表した。イギリス『BBC』が伝えている。

ダイアーは、今年3月4日に行われたFAカップ5回戦、ノリッジ・シティ戦のPK戦による敗戦後に、自身の弟への侮辱的な行為があったとしてスタンドに乗り込み、警備員の制止に遭いながら一部ホームサポーターと口論する騒ぎを起こしていた。

その後、FAから事情聴取を受けたダイアーは、自身の不適切な行為を認めたものの、あくまで弟を守る意図があり、サポーターに脅迫や暴力行為を働く意図がないことを説明していた。

しかし、FAの独立規制委員会は、ダイアーの行為が「脅迫的」だったと結論付け、前述の処分と共に今後の違反に関する戒告の処分を下した。

この処分により、ダイアーは9日に予定される次節のボーンマス戦、12日のアーセナルとのノースロンドン・ダービーを含むプレミアリーグ4試合を欠場することが決定。ただ、クリスタル・パレスとの最終節の出場は可能だ。

ダイアーはリーグ再開後、センターバックのファーストチョイスとしてジョゼ・モウリーニョ監督に重宝されていただけに、今回の処分は選手本人、クラブにとって大きな痛手となった。