8日、駅前不動産スタジアムで明治安田生命J1リーグ第3節のサガン鳥栖vsヴィッセル神戸が行われ、0-1で神戸が勝利した。 鳥栖は前節の大分トリニータ戦で後半にミスから崩れ0-2の敗戦。さらに、J1開幕前のルヴァンカップも含めて公式戦3試合で…

8日、駅前不動産スタジアムで明治安田生命J1リーグ第3節のサガン鳥栖vsヴィッセル神戸が行われ、0-1で神戸が勝利した。

鳥栖は前節の大分トリニータ戦で後半にミスから崩れ0-2の敗戦。さらに、J1開幕前のルヴァンカップも含めて公式戦3試合で得点がなく、内容もまだまだといった印象。初得点と初勝利を目指す今節は、スタメンを3名変更。GK高丘、原、金森が名を連ねた。

対する神戸は前節にサンフレッチェ広島と対戦し0-3の大敗を喫した。ボールを握る展開も広島の牙城を崩せず、セットプレーなどから失点を重ねてしまった。今回はその試合から渡部に代えて小川を先発で起用。より攻撃的な選手を加えて臨んだ。

試合開始からボールを支配する神戸が左右を広く使ってチャンスを窺う。まずは15分、ボックス手前でショートパスを繋ぎ、ドウグラスが振り向きざまからシュートへ。しかしこれは枠を捉えられない。

一方、ブロックを敷き守備を固めて虎視眈々とカウンターを狙う鳥栖は17分にFKのチャンス。ボックス内右深くへのボールに対してエドゥアルドが折り返し。中央になだれ込むも、ディフェンダーにCKへ逃げられた。

穴を探る神戸は35分、フィールド中央付近で古橋がボールを奪うと、長距離ながらすぐさまシュートへ。いい狙いだったがゴールの上部へ逸れていく。そして41分には決定機。右CKからのこぼれ球に酒井がミドルシュートでネットを揺らし先制点かと思われたが、小川がオフサイドポジションでGK高丘のブラインドになっておりゴールは取り消しに。このままスコアは動かず、試合を折り返す。

後半立ち上がりに流れを掴んだのは鳥栖。50分、GK飯倉のパスをカットしたチアゴ・アウベスがクロスを供給。これをフリーでヘディングで合わせた本田だが、上手く当たらずゴール右へ。続く51分には後半頭から入った林がディフェンスラインの裏を取り、ボックス右手前から強襲。さらに、56分にはボックス内でこぼれ球を拾った本田の横パスから原がシュート。しかし、いずれもGK飯倉に阻まれた。

支配率を保ちながらもリズムを渡し掛けた神戸だが、75分に先制する。投入されたばかりの郷家のパスにボックス中央手前からイニエスタがダイレクトで魔法のようなループパス。これに反応したドウグラスがジャンピングボレーでゴールへ突き刺した。

追い掛ける鳥栖は豊田ら攻撃陣を送り込み、そこをターゲットに攻め入るも、時間を上手く使う神戸を前に好機を作り出せず試合終了。0-1でアウェイの神戸が今シーズンのリーグ戦初勝利を収めた。