チェルシーのフランク・ランパード監督が、元同僚であるクリスタル・パレスの元イングランド代表DFギャリー・ケイヒルの負傷シーンについて言及した。クラブ公式サイトが伝えている。 チェルシーは、7日に敵地で行われたプレミアリーグ第34節のクリスタ…
チェルシーのフランク・ランパード監督が、元同僚であるクリスタル・パレスの元イングランド代表DFギャリー・ケイヒルの負傷シーンについて言及した。クラブ公式サイトが伝えている。
チェルシーは、7日に敵地で行われたプレミアリーグ第34節のクリスタル・パレス戦を3-2で勝利し、2連勝で3位に浮上した。
試合は6分にFWオリヴィエ・ジルーが先制点を記録すると、27分にもFWクリスチャン・プリシッチが個人技から追加点。その後、前半のうちに1点を返されて試合を折り返すも、71分に途中出場のFWタミー・エイブラハムが3点目を奪取。その直後に再び失点を喫したが、このまま逃げ切りに成功した。
苦しみながらも3位浮上に繋がる重要な勝利に満足感を示すランパード監督だが、チームの先制点に繋がる形となったケイヒルの負傷に関しては複雑な思いを抱いている。
前述のジルーの先制点の場面ではDFリース・ジェームズが右サイドのMFウィリアンに向けてフィードを送った際、対応にあたったケイヒルが左ハムストリングを痛めて追走できず。そして、フリーの状態でボックス右まで抜け出したブラジル代表MFの折り返しをゴール前のジルーが難なく押し込んでいた。
試合後、ランパード監督は「確かに彼に同情する。ギャリーのことはよく知っているし、我々は友人だ。あの場面を見れば、大きなケガをしたことはすぐにわかった」と、元同僚の負傷について言及。
その一方で、元キャプテンの負傷にもプレーを止めることなくゴールを奪ったピッチ上の選手たちの判断は正しいものだったと振り返っている。
「しかし、我々は最後までプレーしてアクションを終わらせなければいけなかった。あのような状況では誰でもピッチの外にボールを蹴り出すことはないだろう。ただ、ギャリー個人に対して、気の毒に思う。頭の負傷であれば、プレーは常に止まるが、あのような場合のケガでは止まらない。それは明確だ」
「あの状況ではどのチームもプレーを続けると思う。ウィリアンはゴールに向かっていた。あれがプレーを止めるべき状況と判断されるならば、試合はいつもストップしてしまう。それがレフェリーに判断を委ねている理由だ」