セリエA第31節、ミランvsユベントスが7日に行われ、4-2でミランが逆転勝利した。 前節ラツィオ戦では先発復帰したイブラヒモビッチのPKなど3ゴールで快勝し、再開後のリーグ戦を3勝1分けとしている好調の6位ミラン(勝ち点46)は、イブラヒ…

セリエA第31節、ミランvsユベントスが7日に行われ、4-2でミランが逆転勝利した。

前節ラツィオ戦では先発復帰したイブラヒモビッチのPKなど3ゴールで快勝し、再開後のリーグ戦を3勝1分けとしている好調の6位ミラン(勝ち点46)は、イブラヒモビッチとレビッチが2トップを形成した。

一方、前節トリノとのダービーをディバラとC・ロナウドの4戦連続揃い踏み弾で快勝した首位ユベントス(勝ち点75)は、ディバラとデ・リフトが出場停止となった中、イグアインとルガーニが代役を務めた。

直前の試合でラツィオが敗れたため、勝利すれば10ポイント差に拡大できるユベントスに対し、ミランが積極的な入りを見せた。

オープンな立ち上がりとなった中、ユベントスは13分にC・ロナウドが際どいカットインシュートを浴びせれば、ミランは23、25分とイブラヒモビッチがボックス内から枠内シュートを浴びせた。

互角の攻防が続いた中、ハーフタイムにかけては膠着状態となり、前半をゴールレスで終えた。

後半からパケタに代えてチェルハノールを投入したミランに対し、開始2分にユベントスが先制する。自陣からドリブルで持ち上がったラビオがペナルティアーク中央から左足を一閃。ゴール右にシュートを突き刺した。

ラビオのセリエA初ゴールで試合を動かしたユベントスは53分に追加点。クアドラードのロングフィードに抜け出したC・ロナウドがGKとの一対一を確実に制した。

C・ロナウドの5試合連続ゴールでリードを広げたユベントスだったが、59分にボヌッチのハンドでVARの末、ミランがPKを獲得する。このPKをイブラヒモビッチが決め、1点差に詰め寄った。

さらに66分、イブラヒモビッチのポストプレーからボックス内に侵入したケシエがゴールにねじ込み、ミランが同点に追いつく。

止まらないミランはさらに1分後、ボックス左に侵入したレオンが右足を振り抜くと、これがゴールに突き刺さり、5分間で一気に逆転した。

75分にはミランに4点目のチャンスが訪れるも、レビッチのシュートはGKシュチェスニーの好守に阻まれる。対するユベントスは78分、CKからルガーニのヘディングシュートが枠を捉えたが、こちらもGKドンナルンマの好守に阻止された。

そして80分、ミランが決定的な4点目を挙げる。アレックス・サンドロのミスパスをボナヴェントゥーラがカットし、最後はレビッチが決めた。

このまま4-2でミランが逆転勝利。前節のラツィオに続き、優勝を争うユベントスも撃破した。一方、敗れたユベントスはラツィオとの7ポイント差を拡大することはできなかった。