チェルシーは7日、プレミアリーグ第34節でクリスタル・パレスとアウェイ対戦し3-2で勝利した。 前節のワトフォード戦を3-0で完勝した4位チェルシー(勝ち点57)は、中2日での一戦に向けて先発メンバーを1人変更。カンテに代えてギルモアを先発…

チェルシーは7日、プレミアリーグ第34節でクリスタル・パレスとアウェイ対戦し3-2で勝利した。

前節のワトフォード戦を3-0で完勝した4位チェルシー(勝ち点57)は、中2日での一戦に向けて先発メンバーを1人変更。カンテに代えてギルモアを先発で起用した。

リーグ戦3連敗中の14位クリスタル・パレス(勝ち点42)に対し、立ち上がりからボールを保持するチェルシーは6分に最初のチャンス。R・ジェームズのロングパスで右サイドを抜け出したウィリアンがボックス右深くまで切り込むと、マイナスの折り返しをゴール前のジルーが流し込んだ。

先制を許したクリスタル・パレスは、直前のプレーで右ハムストリングを痛めてピッチに倒れ込んだケイヒルがプレー続行不可能となり、メディカルスタッフの肩を借りてピッチを後にした。

その後も試合をコントロールするチェルシーは、クーリングブレイクが明けた直後の27分に追加点を奪う。ウィリアンのパスをボックス左で受けたプリシッチが、縦への突破から左足を振り抜くと、GKグアイタのニアサイドを破るシュートがゴールネットを揺らした。

リードを広げられたチェルシーだが、34分にクリスタル・パレスの反撃を受ける。味方のパスミスのこぼれ球を拾ったザハがチェルシー陣内中央から右足一閃。強烈なロングシュートにGKケパも触ることが出来ず、ボールはそのままゴールネットに突き刺さった。

迎えた後半は立ち上がりから一進一退の展開に。そんな中、チェルシーは54分にR・ジェームズの右クロスからジルーがヘディングシュートでクリスタル・パレスゴールに迫るが、これはわずかにクロスバーの上に外れた。

膠着状態が続く中、チェルシーは65分にジルーとバークリーを下げてエイブラハムとロフタス=チークを投入。すると71分、中央をドリブルで持ち上がったロフタス=チークがチップキックで相手DF2人の間を通すと、ボックス右に抜け出したエイブラハムがダイレクトシュート。これが左ポストを当たりながらもゴールネットを揺らした。

途中出場の2人で追加点の奪ったチェルシーだったが、直後に失点する。72分、マッカーサーのパスをボックス左で受けたファン・アーンホルトが縦への仕掛けからクロスを供給。これをゴール前のベンテケに流し込まれた。

再び1点差とされたチェルシーは86分、右サイドからダイアゴナルなドリブルで仕掛けたウィリアンのラストパスからマウントが左足でシュート。これがゴール左隅を捉えたが、シュートはGKグアイタの好セーブに阻まれた。

チェルシーは後半アディショナルタイムにピンチを迎える。95分、ボックス左から仕掛けたザハのクロスをゴールエリア右のダンがヘディングシュート。角度のない位置からのシュートは左ポストを叩き、難を逃れた。

結局、試合はそのまま3-2でタイムアップ。打ち合いを制したチェルシーが暫定3位に浮上し、アーセナル戦を控えるレスター・シティにプレッシャーをかけることに成功した。