Jリーグチェアマンの村井満氏が7日の第7回実行員会後、ウェブ会見に臨み、審判のPCR検査未受検報道にコメントした。 Jリーグは6月19日からJリーグ全56クラブの登録選手やチームスタッフ、Jリーグ登録審判員、その他関係者に対するPCR検査の…

Jリーグチェアマンの村井満氏が7日の第7回実行員会後、ウェブ会見に臨み、審判のPCR検査未受検報道にコメントした。

Jリーグは6月19日からJリーグ全56クラブの登録選手やチームスタッフ、Jリーグ登録審判員、その他関係者に対するPCR検査の順次実施を発表。同月24日に内訳非公開ながら陰性3058件、継続検査数12件の結果を公表すると、26日に最終報告として総数3070件の全陰性をリリースした。

しかし、先日の一部メディアにより、Jリーグ登録審判員が19日に行われたPCR検査を受けず、試合のジャッジを担ったことが明らかに。村井氏はこの件に関して「ひと言で言うと、私の失念」だと語り、公表に至らなかった背景を説明するとともに、陳謝した。

「ZOOM会議はビデオ録画され、(6月)19日の早朝の会議において、藤村(昇司)特命担当の方から全ての会議終了後に、(レフェリーを一箇所に集めるのが難しい)事情により『(検査は)7月4日からにします』と確かに報告があった」

「そうした報告を受けているのにもかかわらず、23日の会見で『選手・レフェリーでやります』と言っている私がいた。社内で共有されていたにもかかわらず、私が上の空で聞いていたのが全ての原因だと思っている」

「レフェリーの問題に関してはかねてから『(検査を)やる』と言っていたが、その報告を受けたのは(19日の)役員会だった。役員内で牽制が働かなかった。藤村の発言に委ねてしまって、個々の思考が停止してしまった可能性がある」

「私を含めて、役員一同、今回の件に関しては深く反省している」

当初こそ審判員も6月19日に検査予定だったが、プロフェッショナルレフェリーを除けば大半が本職があり、全国に散っている状況で一括検査の段取りを組むのが難しく、内部で今月4日の第2回から検査を行う方針に修正したが、その後の会見でも報告漏れが生じてしまい、公表が遅れてしまったという。

なお、4日の検査結果は8日に発表される見通し。定期報告に間に合わない場合、10日の最終報告で発表される予定だ。