「外国人捕手は日本で成功しない」。そんな球界の常識に抗うべく、スケールの大きさを感じさせるキューバ代表のイケメンが燃え…
「外国人捕手は日本で成功しない」。そんな球界の常識に抗うべく、スケールの大きさを感じさせるキューバ代表のイケメンが燃えている。
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来日3年目でデビューした中日アリエル・マルティネス捕手(24)だ。5日巨人戦(東京ドーム)に「8番・捕手」でプロ初先発。投手陣を好リードし、ワンバウンドの投球も190センチ、95キロの大柄な体を張って何度も止めた。打っては3安打猛打賞の活躍で勝利に貢献し、強烈なインパクトを残した。
外国人捕手の苦労は言うまでもなく、言葉の壁。日本語での会話はまだ難しい。先発デビュー戦で試合前の円陣の声出しを任されると「負けて名古屋には帰れない。勝って帰ろう!」。スペイン語で気合を注入し、その後で通訳が日本語に訳して伝える形だった。
外国人捕手の先発出場は1991年ディアズ(ロッテ)以来29年ぶり。途中出場したのは、2000年ディンゴ(中日)以来となる。ディンゴはオーストラリア代表捕手を務めたメジャーリーガーとして注目されたが、捕手での出場は1試合と期待外れに終わった。近年、助っ人捕手が日本で活躍した例は極めて少ない。
日本では捕手の役割が大きい。投手と意志疎通を図るだけではない。試合前に相手データを頭に入れ、打者や投手の好不調を見極め、配球を考え、守備陣形の指示を出すなど、やるべきことが多い。「守備の司令塔」「捕手が試合を作る」とまで言われる。経験がものをいうだけに、言葉の壁がある外国人捕手を育てるコスト、リスクを考えれば、選手の数自体が少ないのもうなずける。
A・マルティネスは、育成からはい上がってきた。2軍で好調な打力を買われ、1日に支配下登録されたばかり。1軍でも持ち味の強肩強打に加え、初バッテリーを組んだ梅津には、覚えた「低め」の言葉とともに身ぶり手ぶりのジェスチャー。足に打球直撃後も続投した右腕に「頑張れ、頑張れ」と勇気づけて引っ張ったという。
愛称は「ワチョ」。スペイン語で「田舎者」を意味し、チームメートにイジられつつ、明るい空気を作る。グラウンド上で使う野球用語を聞いては繰り返し口に出すことで、自分のものにしてきた。誰もが認める熱心な勉強家。言葉も野球も日本人の心も学び、努力を重ね、信頼を勝ち取ってきた。
先発に抜てきした与田監督は「しぐさも使って投手とコミュニケーションをとれている。勇気を持って使った。彼の向上心というのものをすごく感じている。戦力になってくれる」と評価した。中日では根尾、石川昂といった甲子園Vタレント組が2軍修行中でこれといった話題も乏しいなか、久々の明るいニュース。いまは珍しいだけの外国人捕手が新風を吹き込み、7年連続Bクラスと低迷するチームのカンフル剤となるかもしれない。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
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