ラ・リーガ第34節、セビージャvsエイバルが6日にサンチェス・ピスファンで行われ、1-0でセビージャが勝利した。 来季のチャンピオンズリーグ出場権を狙う4位セビージャと、残留を目指す17位エイバルの対戦。コロナ明けは無敗のセビージャだが、成…
ラ・リーガ第34節、セビージャvsエイバルが6日にサンチェス・ピスファンで行われ、1-0でセビージャが勝利した。
来季のチャンピオンズリーグ出場権を狙う4位セビージャと、残留を目指す17位エイバルの対戦。コロナ明けは無敗のセビージャだが、成績は2勝4分けと思うように勝ち点を伸ばせずにいる。一方のエイバルは、前節はオサスナに敗れたものの、再開後6試合で2勝2分け2敗とまずまずの成績。勝てば大きく残留に近づける重要な一戦だ。
まずは乾貴士が2試合ぶりに先発したエイバルが開始1分にシュートに持ち込む。7分にはCKの場面でエドゥが狙ったが、大きく枠を越えた。
対して、ややエンジンのかかりが遅かったセビージャも26分にムニルのシュートでゴールに迫る。43分にはCKからビッグチャンス。バネガのクロスにオカンポスが頭で合わせるも相手に当たって枠の外へ。続く2度目のCKでは、ボールが相手の腕に当たったが、ハンドは取られなかった。
前半アディショナルタイムにはGKのロングキックから上手く抜け出したオカンポスが決定機を迎えるも、GKとの一対一を外してゴールレスで後半へ。
すると56分、セビージャは右サイドのヘスス・ナバスが鋭い切り返しで相手を躱してクロスを送ると、ファーサイドのオカンポスが合わせて先制。ようやく試合が動いた。
追う展開となったエイバルは77分に乾を下げてペドロ・レオンを投入。その直後、途中出場のキケがビッグチャンスを迎えたが、ボックス右から狙ったシュートは惜しくも左に外れた。
80分までに5つの交代枠を全て使い切ったセビージャは、87分にジョルダンとスソの途中出場組が決定機を演出するが、GKドミトロビッチに防がれてしまう。
後半アディショナルタイムにエイバルはキケのシュートがポストを弾き、同点のチャンスを掴めず。一方、このプレーでキケと交錯したGKヴァツリークがケガを負い、担架で運び出される事態に。交代カードを使い切っているセビージャはオカンポスをGKに緊急登板する。
そして直後のCK、エイバルはGKドミトロビッチが攻撃参加するパワープレーに出る。すると、そのドミトロビッチにまさかのゴールチャンス。こぼれ球を拾ってシュートを放ったが、“GKオカンポス”がビッグセーブ。さらにデ・ブラシスが押し込みにかかったところ、今度はヘスス・ナバスがライン上でブロック。
100分を超える予想外のドラマチックな展開となった試合はここで終了。オカンポスの大車輪の活躍で1点のリードを守り切ったセビージャが劇的勝利を収め、チャンピオンズリーグ出場権に一歩近づいた。