サッカーファンなら誰もが一度は見たことがあるであろう歴史に残るスーパーゴール。今回の企画『Incredible Goals』(信じられないゴール)では、これまでに生まれた驚愕のゴールを紹介していく。 今回は元ブラジル代表MFのジュリオ・バチ…
サッカーファンなら誰もが一度は見たことがあるであろう歴史に残るスーパーゴール。今回の企画『Incredible Goals』(信じられないゴール)では、これまでに生まれた驚愕のゴールを紹介していく。
今回は元ブラジル代表MFのジュリオ・バチスタ氏のゴールだ。
驚異的なフィジカル能力から“野獣”の愛称で知られたジュリオ・バチスタ氏は、母国サンパウロでの活躍をキッカケにセビージャで欧州初上陸。そのセビージャで公式戦73試合の出場で43ゴールを挙げ、レアル・マドリーへの移籍を果たした。
マドリーでは、公式戦77試合で13ゴール6アシストを記録したが、2007年9月27日に行われたラ・リーガ第5節のレアル・ベティス戦では見事なゴールを決めている。
1-0とマドリーの1点リードで迎えた84分、敵陣右サイド深くでFKのチャンスを獲得すると、キッカーのMFグティがニアサイドに低く速いボールを蹴りこむ。
そのボールは混戦となり、浮いたボールをMFマハマドゥ・ディアッラが相手と空中で競り合うと、ボールはゴール前にいたジュリオ・バチスタの前へ。
ゴールには背を向けていたジュリオ・バチスタだったが、咄嗟に飛び上がり、そのまま右足でバイシクルシュートを放った。至近距離からのバイシクルシュートに相手GKリカルドの反応は間に合わず、ゴールネットを揺らした。
ジュリオ・バチスタ氏は、マドリー以外にもアーセナル、ローマといったビッグクラブを渡り歩き、2013年にクルゼイロで母国復帰を果たした。キャリア終盤はアメリカのオーランド・シティを経て、2019年3月までルーマニアのクルージュでプレーし、昨シーズン限りで現役を引退している。