オーストリア・ウィーンで開催されている「エルステ・バンク・オープン」(ATP500/10月24~30日/賞金総額188万4645ユーロ/室内ハードコート)のシングルス1回戦で、過去に2回優勝している地元選手のユルゲン・メルツァー(オース…

 オーストリア・ウィーンで開催されている「エルステ・バンク・オープン」(ATP500/10月24~30日/賞金総額188万4645ユーロ/室内ハードコート)のシングルス1回戦で、過去に2回優勝している地元選手のユルゲン・メルツァー(オーストリア)が、世界ランキング14位で第4シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)を6-3 7-5で下して2回戦に進んだ。

 肩の手術に続く5ヵ月の活動休止のあと、ランキングを417位にまで落としたメルツァーは、今年ATPレベルでは6試合しかプレーしていない。

 2009年と2010年に今大会で優勝しているメルツァーは、第2セットでバウティスタ アグートが5-4からサービスに入ったゲームでブレークに成功。7500人の母国の観客の前で、さらにもう一度ブレークを果たし、ストレートでの勝利を決めた。

 同じくオーストリア人の第3シード、ドミニク・ティームも2回戦に駒を進めた。彼は1回戦で、ユルゲンの弟であるジェラルド・メルツァー(オーストリア)を6-0 6-3で下して勝ち上がった。

 2013年に準々決勝に進出して以来、この母国の大会で1勝もできていなかったティームは、わずか20分で終わった第1セットで相手に8ポイントしか与えず。第2セットでは4-3から4度目のブレークを果たし、そのまま一気に勝負を決めた。

 ティームは次のラウンドでビクトル・トロイツキ(セルビア)と対戦する。トロイツキは、第3セットでつかんだ唯一のブレークポイントをものにし、ケビン・アンダーソン(南アフリカ)に4-6 7-6(5) 7-5の挽回勝ちをおさめた。

 ディフェンディング・チャンピオンで第5シードのダビド・フェレール(スペイン)は、カイル・エドマンド(イギリス)が腰の故障で棄権したため、わずか5ゲームのプレーで2回戦に駒を進めた。

 フェレールは、キャリア最高の40位までランキングを上げてきたエドマンドに対して、ワンブレークして3-2とリードしていた。エドマンドは、キャリア初の準決勝進出を遂げた先週のアントワープ(ATP250)でフェレールを倒していた。

 フェレールは2回戦でジョアン・ソウザ(ポルトガル)と対戦する。ソウザはパブロ・クエバス(ウルグアイ)が膝の故障でやはり棄権したとき、6-3 3-0でリードしていた。

 2011年優勝者のジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)は11本のサービスエースを決め、予選勝者のベンジャミン・ベッカー(ドイツ)を6-3 6-4で下した。

 2004年にここウィーンでキャリア初タイトルを勝ち獲ったフェリシアーノ・ロペス(スペイン)は、マッチポイントをしのいだ末に第7シードのルカ・プイユ(フランス)を6-4 2-6 7-5で破った。ロペスは2回戦でジョン・イズナー(アメリカ)と対戦する。(C)AP