トッテナムを率いるジョゼ・モウリーニョ監督が、シェフィールド・ユナイテッド戦での敗戦を揶揄するアーセナル公式SNSの投稿に対して不快感を示した。イギリス『フットボール・ロンドン』が伝えている。 トッテナムは2日に敵地ブラモール・レーンで行わ…

トッテナムを率いるジョゼ・モウリーニョ監督が、シェフィールド・ユナイテッド戦での敗戦を揶揄するアーセナル公式SNSの投稿に対して不快感を示した。イギリス『フットボール・ロンドン』が伝えている。

トッテナムは2日に敵地ブラモール・レーンで行われたプレミアリーグ第32節のシェフィールド・ユナイテッド戦で1-3の敗戦を喫した。

これは逆転でのトップ4フィニッシュを大きく遠のかせる痛恨の敗戦となったが、同試合の翌日にはローカルライバルであるアーセナルの公式『フェイスブック』が傷口に塩を塗るような物議を醸す投稿が行われていた。

アーセナルの公式『フェイスブック』は3日、「ブラモール・レーンでシェフィールド・ユナイテッドを倒すのは簡単ではない。それがどのように行われたかのリマインダーです」と、ニヤニヤ顔の絵文字付きのコメントと共に、2-1で勝利したFAカップ準々決勝のハイライト動画を投稿していた。

これに関しては投稿のタイミング、文言的にトッテナムの敗戦を嘲笑する意図があるのではないかと物議を醸していた。

そして、5日に行われたプレミアリーグ第33節のエバートン戦に向けたモウリーニョ監督の前日会見では、記者からポルトガル人指揮官に対して当該投稿への意見を求める質問が投げかけられていた。

すると、モウリーニョ監督は今回の投稿がミケル・アルテタ監督や選手などアーセナルの考えを表現するものではないとしながらも、不快感を示した。

「もしも彼らがリーグ戦の首位にいたり、トップ4争いにおいて良い戦いを見せていれば、他のクラブの失敗を楽しむことはないと思う」

「他人の失敗を楽しむのは当人が困っているときだけだ」

「結局のところ、それは彼らが自分自身を祝う機会があまりないということを物語っていると思う。彼らは自分自身のことで祝える機会を増やすべきだ。彼らは順位表上では我々と非常に近い位置にいる」

「ただ、こういった投稿とクラブ全体を結び付けるようなことはしたくない。私が間違っているか、正しいかはわからないが、その投稿を行ったのは単なる個人だと考えている」

「その投稿をアルテタが指示したとは思わないし、ジャカやそれ以外のキャプテンたちが指示したとも考えていない。恐らく、3カ月以上に渡って自宅で働いている個人が行ったものだと考えている。自宅でも構わないが、我々はその人物を待っているよ」

なお、今回の一件によって12日にトッテナムホームで行われる第35節のノースロンドン・ダービーはより盛り上がる展開になりそうだが、モウリーニョ監督は、「ノースロンドンのチャンピオンになることは、私にとって何の意味もない。それよりも、はるかに大きな野心を持つ必要があると思うからだ」と、コメントしている。