ロシア・モスクワで開催された「クレムリン・カップ」(ATP250/10月17~23日/賞金総額79万2645ドル/室内ハードコート)の男子シングルス決勝で、第6シードのパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)がファビオ・フォニーニ(イタリ…
ロシア・モスクワで開催された「クレムリン・カップ」(ATP250/10月17~23日/賞金総額79万2645ドル/室内ハードコート)の男子シングルス決勝で、第6シードのパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)がファビオ・フォニーニ(イタリア)を4-6 6-3 6-2で破り、8月のウィンストンセーラム(ATP250/ハードコート)でのツアー初優勝に続く2勝目を挙げた。
カレーニョ ブスタは第2セットで足を痛めメディカルタイムをとったが、のちにそれはそれほど深刻なものではなかったと言った。
第3セットの最後のゲームではフォニーニが2つのマッチポイントをしのぐ抵抗を見せたが、最後のポイントをネット越しに力強く決めたカレーニョ ブスタはひざまずいて喜びを表した。
「第1セットを落としたあとも自分を信じて戦い続けた」とカレーニョ ブスタ。「それが試合に勝つ鍵となったと思う」。
彼はまた、フォニーニの集中力の低下が勝利への道をなだらかにしたと言い、「彼はときどき集中が切れてしまうことがある。それはみんなも知っているだろう。彼はときどき怒りを抑えきれず、そういうときは本来のレベルにいないんだ」。
この勝利はカレーニョ ブスタの今シーズンを力強く終える、最後の仕上げとなった。彼のテニスが変わったのは、2015年11月にコーチを代えたおかげだと言っている。
「僕は以前よりも、自分を信じるように努力している。フォアハンドでより攻撃的にプレーしているんだ。トッププレーヤーたちと競うにはそれがとても重要なことだと思う」
カレーニョ ブスタの決勝での戦績はこれで2勝2敗となった。一方のフォニーニは4勝8敗。フォニーニは今年7月のウマグ(ATP250/クレーコート)で優勝している。(C)AP