マンチェスター・シティは5日、プレミアリーグ第33節でサウサンプトンと対戦し、1-0で敗れた。 リバプールに30年ぶりのリーグ優勝を許し、プレミア3連覇を逃したシティ。前節はそのリバプールと対戦し4-0で快勝。気の緩んだ相手をねじ伏せる結果…

マンチェスター・シティは5日、プレミアリーグ第33節でサウサンプトンと対戦し、1-0で敗れた。

リバプールに30年ぶりのリーグ優勝を許し、プレミア3連覇を逃したシティ。前節はそのリバプールと対戦し4-0で快勝。気の緩んだ相手をねじ伏せる結果となった。

来シーズンのチャンピオンズリーグ出場権をより確実にしたいシティだったが、立ち上がりから強度を高く保つセインツに苦戦。なかなかシュートまで運べない時間が続く中迎えた16分、最終ラインからボールを繋いでいたところ、ピッチ中央でジンチェンコがアームストロングのプレッシャーに遭い、ボールをロスト。これをアダムスに拾われると、前に出ていたGKエデルソンの頭上を抜くロングシュートを決められ失点。試合はセインツが先制に成功する意外な展開となった。

珍しい失点となったシティは仕切り直して攻撃へ。30分手前にクロスのこぼれ球を拾ったフェルナンジーニョがボックス手前から狙ったシュートは左ポストを直撃。跳ね返りを右から折り返すと、今度はダビド・シルバのヘディングシュートがGKを強襲。だがこの波状攻撃はゴールに至らなかった。

後半立ち上がりに、シティはCKの流れからラポルテが絡んでジェズスがヘディングシュート。非常に惜しい場面だったが、GKマッカーシーがビッグセーブ。さらに54分には、ジンチェンコのパスをボックス左で受けたダビド・シルバがチャンスを迎えたが、ここでもマッカーシーが立ちはだかる。

その後もジェズスのバイシクルシュート、ベルナルド・シウバのミドルシュートを狙っていくが、ゴール前を固めるセインツ守備陣に跳ね返される。状況を打開しようと、60分手前に2枚替え。スターリングとマフレズを下げてフォーデンとデ・ブライネを投入した。

一方、70分にプレミア初ゴールを記録したアダムスを下げてロングを投入したセインツも、そのロングのドリブル突破からアームストロングがシュート。しかし、GKエデルソンに足一本でセーブされた。

後半は怒涛の攻撃を仕掛けるシティ。後半だけで15本以上のシュートを数えているものの、割り切った守備をするセインツを攻略できない。

そして、最後まで牙城を崩せず1-0で敗戦。セインツはコロナ明け4試合で3勝目となった。