セリエA第30節、インテルvsボローニャが5日に行われ、1-2でボローニャが逆転勝利した。ボローニャのDF冨安健洋は65分までプレーした。 4日前に行われた前節ブレシア戦を6発圧勝とした3位インテル(勝ち点64)は、ブレシア戦のスタメンから…

セリエA第30節、インテルvsボローニャが5日に行われ、1-2でボローニャが逆転勝利した。ボローニャのDF冨安健洋は65分までプレーした。

4日前に行われた前節ブレシア戦を6発圧勝とした3位インテル(勝ち点64)は、ブレシア戦のスタメンから4選手を変更。負傷明けのブロゾビッチが先発となり、ルカクやエリクセンら主力がスタメンに戻った。

一方、前節カリアリとの中位対決を1-1で引き分けた11位ボローニャ(勝ち点38)は、ヨーロッパリーグ出場圏内の7位ミランとの5ポイント差を維持した中、冨安が引き続き右サイドバックで先発となった。

立ち上がりから圧力をかけたインテルは21分に先制する。ヤングの左クロスにL・マルティネスがヘディング。シュートは左ポストに直撃するもルーズボールをルカクが押し込んだ。

さらに28分、左サイドでボールを持ったヤングが冨安の股間を抜いて突破し、ボックス左へ侵入。決定的なシュートを放ったが、GKスコルプスキの好守に阻まれた。ハーフタイムにかけても一方的に攻め込み続けたインテルが1点のリードで前半を終えた。

迎えた後半、重心を上げたボローニャは53分にバロウが右ポスト直撃のミドルシュートを浴びせるも、58分に退場者を出してしまう。ロベルト・ソリアーノが主審への暴言で一発退場となってしまった。

そして61分、インテルがPKを獲得する。カンドレーバがボックス右に侵入したところでダイクスに倒された。しかし、L・マルティネスのシュートはGKスコルプスキに止められ、ルーズボールをプッシュしたガリアルディーニのシュートもスコルプスキにセーブされた。

65分にはヤングに対応しきれていなかった冨安がベンチに下がった中、18歳のジュワラが投入される。するとこのジュワラがインテル守備陣をかき回す。

まずは73分にGKハンダノビッチを強襲するシュートを浴びせると、1分後に同点弾を挙げる。スローインの流れからルーズボールをボックス中央のジュワラがゴール右へ蹴り込んだ。

セリエA初ゴールを決めたジュワラは77分、バストーニに2枚目のイエローカードを出させて退場に追い込むと、80分にボローニャが逆転する。ショートカウンターからジュワラ、パラシオ、ドミンゲスとつなぎ、最後はボックス左に走り込んだバロウがシュートを流し込んだ。

まさかの逆転を許したインテルは試合終了間際の追加タイム3分、サンチェスのシュートがGKスコルプスキにセーブされ、1-2で敗戦。逆転でのスクデット獲得が一層厳しくなった。

一方、値千金の勝利を手にしたボローニャはEL出場の可能性をつないでいる。