トヨタ自動車のディディエ・ルロワ副社長は10月25日、慶応義塾大学の三田キャンパス(東京都港区)で「トヨタの挑戦」をテーマにした講演を行った。日本自動車工業会が、自動車産業やクルマへの関心を高めてもらう狙いで、2013年から自動車メーカーの…
トヨタ自動車のディディエ・ルロワ副社長は10月25日、慶応義塾大学の三田キャンパス(東京都港区)で「トヨタの挑戦」をテーマにした講演を行った。
日本自動車工業会が、自動車産業やクルマへの関心を高めてもらう狙いで、2013年から自動車メーカーの首脳が行っている「出張授業」の一環。この日は約800人の学生や同大関係者らが参加した。
このなかでルロワ副社長は、1982年に入社した仏ルノーの生産部門から始まり、98年にトヨタのフランス工場に転じた自らのキャリアを振り返りながら、時々に学んだことなどを紹介。「早い出世より、しっかり学ぶこと」、「常に情熱をもって仕事に取り組む」など、学生が社会に出たあとの心構えを、噛み砕いて訴えた。
トヨタの目下の挑戦については、環境対応など「未来への挑戦」と、「もっといいクルマづくり」への挑戦と説明した。締めくくりに「明るい未来を切り拓きましょう。やりましょうよ」と、豊田章男社長の決めゼリフで呼び掛けた。
トヨタ自動車のルロワ副社長《撮影 池原照雄》
慶応義塾大学の三田キャンパス《撮影 池原照雄》