レアル・マドリーを率いるジネディーヌ・ジダン監督は、アスレティック・ビルバオとのアウェイゲームに向けた意気込みを語っている。クラブ公式サイトが前日会見のコメントを伝えている。 前節、ヘタフェとの自治州ダービーに競り勝って3年ぶりの優勝に向け…
レアル・マドリーを率いるジネディーヌ・ジダン監督は、アスレティック・ビルバオとのアウェイゲームに向けた意気込みを語っている。クラブ公式サイトが前日会見のコメントを伝えている。
前節、ヘタフェとの自治州ダービーに競り勝って3年ぶりの優勝に向けて突き進む首位のマドリー(勝ち点74)。同節で3位のアトレティコ・マドリーと引き分けた2位のバルセロナ(勝ち点70)との勝ち点差は「4」に広がり、悲願達成に更なる追い風が吹いている。
再開後6連勝と抜群の安定感を誇るフランス人指揮官率いるチームは5日、7連勝を目指し、難所サン・マメスで行われるラ・リーガ第34節で8位のビルバオと対峙する。
リーグ再開後のすべての試合を“決勝戦”と評するフランス人指揮官は、「もう一つの非常に難しい試合」と、アスレティック相手のアウェイゲームに向け、苦戦を覚悟している。
「もう一つの非常に難しい試合。サン・マメスは全てのチームにとって難しいピッチで、我々はそれをよく理解している。素晴らしい試合をしなければならないが、その準備はできている」
「残り試合は少なくなっていて、3日ごとに試合があり、疲労回復やフィジカル、トレーニングでやっていることなど、あらゆる部分で高い集中力が必要だ。そして、最終的に大事なのはディテールだ」
「我々の状態は良く、プレーヤーたちと個々の練習を楽しんでいる。難しい試合になることは覚悟しているし、全てのエネルギーは明日の試合のためのものだ」
「ラ・リーガは非常にハードで、最後までそうなる。我々は正しい道のりを進んでいるが、まだ何も終わっていない。我々の前には5試合があり、これまで通りのことを継続していくつもりだ」
また、この一戦に向けては前節に続きベルギー代表MFエデン・アザール、ヘタフェ戦で負傷交代したフランス代表DFラファエル・ヴァランと主力2選手が招集外となっている。だが、ジダン監督は両選手をメンバー外としてのは、あくまで予防的な措置であることを強調している。
「アザールはここ数日間、違和感を訴えている。我々はリスクを冒すことを望んでおらず、彼自身もそう考えている。それが深刻なものではなく、リーグ終了前に再び彼のプレー見られることを願っているよ。早く戻ってきて欲しい。強い打撲を負ったことは確かだが、それ以上のことは私にはわからない」
「ヴァランは予防策として今回はプレーしないが、状態はだいぶ良くなっている。私としては彼に関してもリスクも冒したくない。これまで多くの試合でプレーしており、ここで少し休むのは悪いことではない」
さらに、ヴァランの欠場を受けて、DFセルヒオ・ラモスの相棒を務めるブラジル代表DFエデル・ミリトンに関しては、クオリティ不足を指摘する声が多く挙がっているが、ジダン監督は本領発揮まで長い目で見る必要があると、同選手への信頼を口にしている。
「彼は今年来たばかりで、ラモスとヴァランのレベルにたどり着くためにや努力を続けている。しっかりとトレーニングをしており、良い仕事をしたいという気持ちもある。したがって、明日は彼がプレーする番だ。個人的には彼に満足している。彼は現在、そして未来のためのプレーヤーなのだからね」