次戦候補に元スーパー王者のウォーレンが浮上 ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)は、WBO同級王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)との3団体統一戦が新型コロナウイルスの影響で延期状態となっている。試合日…

次戦候補に元スーパー王者のウォーレンが浮上

 ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)は、WBO同級王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)との3団体統一戦が新型コロナウイルスの影響で延期状態となっている。試合日が発表されていない現状で、米国に先乗りして4か月が経過しているカシメロは元WBA世界バンタム級スーパー王者のルーシー・ウォーレン(米国)と対戦する可能性が浮上している。フィリピンメディア「ラプラー」が報じている。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で米国で長期合宿を余儀なくされているカシメロ。4月25日に行われるはずだった3団体統一戦は9月開催とも報じられている中、新展開が浮上している。

「ジョンリエル・カシメロは9月か10月に戦うだろう。しかし、それは彼の希望するナオヤ・イノウエにはならないだろう」

 記事によると、カシメロはラスベガスのMGMグランドで元世界王者ウォーレンとタイトルマッチを行う可能性が急浮上しているという。

カシメロには多数の相手候補が存在、最終決定はギボンズプロモーター

 現在33歳のウォーレンはアマチュア時代に五輪に3度出場。2016年にはファン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)からWBA同級スーパー王座を奪取。昨年1月にノルディ・ウーバーリ(フランス)とのWBC世界バンタム級王座決定戦で敗れたが、実績は十分だ。

 記事では「ウォーレンはイノウエほど恐ろしさはないが、米国で五輪に3度出場した唯一のボクサーという栄誉を誇っている」と評価している。

 またカシメロのトレーナーを務めるノノイ・ネリ氏はカシメロには多くの対戦相手候補が存在することを明言。最終的にはプロモーターのMPプロモーションズのショーン・ギボンズ氏が判断すると語ったという。

 果たして、ボクシング界待望の3団体統一戦は実現するのだろうか。(THE ANSWER編集部)