4日、明治安田生命J2リーグ第3節の8試合が開催された。 前節、約4カ月を空けて再開されたJ2は、今節もリモートマッチでの開催となった。 開幕3連勝が懸かる大宮アルディージャとV・ファーレン長崎は、それぞれザスパクサツ群馬、アビスパ福岡と対…

4日、明治安田生命J2リーグ第3節の8試合が開催された。

前節、約4カ月を空けて再開されたJ2は、今節もリモートマッチでの開催となった。

開幕3連勝が懸かる大宮アルディージャとV・ファーレン長崎は、それぞれザスパクサツ群馬、アビスパ福岡と対戦し、いずれも勝利を飾った。

開幕連敗の昇格組・群馬をNACK5スタジアム大宮で迎え撃った大宮は、2-0の勝利を収めた。

きっちり自陣に守備ブロックを形成しつつ、最前線の林陵平の強さを生かしたシンプルな攻めを見せる群馬を前に立ち上がりはペースを掴みかねていた大宮だったが、小野のミドルシュートなどで惜しい場面を作り出す。

すると20分、左サイドの深くに侵攻した翁長からの絶妙なクロスにゴール前で反応した黒川が見事なダイビングヘッドで合わせ、Jリーグ通算1000得点のメモリアルゴールとした。

しかし、その後は中山や宮阪に決定機を許すなど、最下位相手に主導権を掌握するまでには至らず。それでも、自慢の堅守を武器にウノゼロの状況を継続すると、試合終了間際の87分に勝利を決定付ける追加点を奪う。左CKの場面でニアに走り込んだ大卒ルーキーの西村がうまく頭で角度を変え、Jリーグ初ゴールを挙げた。後半アディショナルタイムには古巣対戦の岩上に絶好機を許したものの、ここはGK笠原のビッグセーブで凌ぎ、クリーンシートで開幕3連勝。また、得失点差で単独首位に浮上している。

一方、ベスト電器スタジアムへの名称変更後、初のゲームとなった福岡との“九州ダービー”に臨んだ長崎は、劇的な2-1の逆転勝利を飾った。

前半からボールを握ったものの、福岡の粘り強い守備を攻略できなかった長崎は、後半立ち上がりに先手を奪われる。ボックス手前で与えたFKの場面で、J2屈指の左利きのキッカーである鈴木惇に見事なゴールを決められる。

それでも、開幕連勝と好調を維持するチームは選手交代で流れを変える。失点直後にビクトル・イバルボ、65分に富樫を投入すると、80分にはボックス中央で左サイドからのクロスを胸トラップで収めたイバルボのヒールパスに反応した富樫が冷静にシュートを流し込み、同点に追いつく。

さらに、引き分け濃厚と思われた試合終了間際の94分にはロングカウンターからボックス手前まで運んだ富樫がボックス内でDFを背負ったイバルボとのワンツーでボックス右に抜け出し、劇的な逆転ゴールを奪取。そして、途中出場の強力アタッカーコンビの活躍で試合を引っくり返した長崎がJ2通算100勝目を挙げた。

また、開幕連敗スタートとなっていた昇格組のギラヴァンツ北九州が、4年ぶりの復帰となったJ2で待望の初白星を手にした。

FC琉球をミクニワールドスタジアム北九州で迎え撃った北九州は、後半に攻撃陣が爆発し、4-0の大勝を飾った。

前半をゴールレスで折り返した北九州だったが、後半立ち上がりの49分に國分の豪快なヘディングゴールで先制に成功。さらに、61分には鈴木国友、87分にはディサロ燦シルヴァーノがいずれも高橋大の見事なお膳立てから連続ゴール。試合終了間際にも佐藤亮がダメ押しの4点目を挙げ、開幕3戦目にして待望の初勝利を手にした。

同日行われたその他の試合では田口、川又と元日本代表の新戦力2選手にゴールが生まれたジェフユナイテッド千葉が水戸ホーリーホックに3-0の快勝。また、ルカオの2ゴールなどでアルビレックス新潟との壮絶な打ち合いを5-3で制したツエーゲン金沢が今季初勝利を手にしている。

◆明治安田生命J2リーグ第3節

7/4(土)

アルビレックス新潟 3-5 ツエーゲン金沢

松本山雅FC 1-1 ヴァンフォーレ甲府

大宮アルディージャ 2-0 ザスパクサツ群馬

FC町田ゼルビア 0-0 モンテディオ山形

徳島ヴォルティス 1-1 京都サンガF.C.

ギラヴァンツ北九州 4-0 FC琉球

アビスパ福岡 1-2 V・ファーレン長崎

水戸ホーリーホック 0-3 ジェフユナイテッド千葉

7/5(日)

《18:00》

ジュビロ磐田 vs ファジアーノ岡山

《19:00》

栃木SC vs 東京ヴェルディ

レノファ山口FC vs 愛媛FC