ラ・リーガ第34節のアトレティコ・マドリーvsマジョルカが3日に行われ、3-0でアトレティコが勝利した。マジョルカの久保建英はフル出場している。 リーグ戦11試合無敗中の3位アトレティコ・マドリー(勝ち点59)が、奇跡の残留を目指す18マジ…
ラ・リーガ第34節のアトレティコ・マドリーvsマジョルカが3日に行われ、3-0でアトレティコが勝利した。マジョルカの久保建英はフル出場している。
リーグ戦11試合無敗中の3位アトレティコ・マドリー(勝ち点59)が、奇跡の残留を目指す18マジョルカ(勝ち点29)をワンダ・メトロポリターノに迎えた一戦。
ミッドウィークに行われたバルセロナ戦をドローで終え、リーグ戦の連勝がストップしたアトレティコは、その試合からスタメンを6人変更。ジエゴ・コスタやコレア、トーマス、S・アリアスらに代えてフェリックスやモラタ、コケ、トリッピアーらをスタメンで起用した。
前節のセルタ戦で4ゴールに関与した久保が2トップーの一角で先発したマジョルカに対して、アトレティコは23分に最初のチャンスを迎える。フェリックスのスルーパスでボックス左横に抜け出したカラスコがマイナスに折り返すと、ボックス左に走り込んだフェリックスがワントラップからシュートを放ったが、これはゴール右に外れた。
すると直後の25分、アトレティコはボックス右から仕掛けたモラタがセドラルに倒されてPKを獲得。しかし、モラタのPKはGKマノロ・レイナのファインセーブに阻まれたが、VARの結果、主審はGKマノロ・レイナの両足がゴールライン上から離れていたとしてやり直しを認めた。2度目のPKはモラタがゴール左上に突き刺した。
先制点を許したマジョルカは、久保のドリブルを活かして攻撃を組み立てるが、なかなか決定機まで持ち込むことができない。
このまま前半終了かと思われたが、アトレティコが終了間際に追加点を奪う。前半アディショナルタイム4分、相手ボックス付近でのボール奪取からカウンターを仕掛けると、コケのパスでボックス右で受けたM・ジョレンテがライン際まで持ち上がり折り返しを供給。セドラルの背後を取ったモラタがそのままダイレクトでゴールに流し込んだ。
迎えた後半、2点を追うマジョルカがボールを持つ流れとなった中、58分にボックス右深くから侵入した久保が左足でゴールを狙ったが、このシュートはホセ・ヒメネスのブロックに阻まれた。
その後も一進一退の拮抗した展開が続く中、アトレティコはクーリングブレイク直後に試合を決定づける3点目を奪う。79分、右サイドでボールを受けたトリッピアーがダイレクトで前線にロングパスを送ると、イドリス・ババの中途半端なクリアに反応したコケがボックス手前からダイレクトシュート。これがボックス内のサストレにディフレクトしてゴール左に吸い込まれた。
結局、試合は3-0でタイムアップ。ホームで3発完勝のアトレティコが、来季チャンピオンズリーグ(CL)出場権確保に前進。一方のマジョルカは、残留ラインの17位セルタとの勝ち点差を縮められず残留に向けて厳しい状況が続いている。