リバプールを率いるユルゲン・クロップ監督は、来シーズンのプレミアリーグの戦いに向け、タイトルを“守る”意識はないようだ。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えた。 先月25日に30年ぶりとなる国内リーグ制覇を決め、昨シーズンのチャンピオンズリー…

リバプールを率いるユルゲン・クロップ監督は、来シーズンのプレミアリーグの戦いに向け、タイトルを“守る”意識はないようだ。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えた。

先月25日に30年ぶりとなる国内リーグ制覇を決め、昨シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)制覇に続くメジャータイトルの獲得に成功したリバプール。

新たな黄金時代の到来を予感させる快進撃を続けるレッズをけん引するドイツ人指揮官は、今後もクラブとして“攻め”の姿勢を継続することを望んでいる。

2日に行われるプレミアリーグ第32節、マンチェスター・シティ戦の前日会見に出席したクロップ監督は、プレミアリーグ制覇の余韻に浸ることなく、早くも来シーズンの戦いに向けたクラブとしての姿勢を明らかにしている。

「我々が謙虚さを失わず、貪欲である限り、今後も相手にとって本当に嫌なチームであり続けられるだろう。そうなれれば、勝つチャンスが舞い込むものだ。そして、勝つチャンスがあるときには勝ち切らなければならない」

「多くのチャレンジがあるし、人生は常にチャレンジだ。現時点で我々の挑戦はチャンピオンとして、すべてを懸けて向かってくるチームに対して残りの7試合を戦うことだ」

「我々は走り続けなければならない。それが必要なことだからではなく、自分たちが求めているものとしてね。それを証明していきたい」

「あなた方は来シーズン、我々を前回王者として取り上げ扱うことになる。だからこそ、ここで言っておきたい。『我々は守りに入らない。攻めの姿勢で挑む』とね」

また、来シーズンのリーグタイトルを争う最大のライバルは、今節対峙するシティかとの質問に対しては、その問いかけを肯定しつつもマンチェスター・ユナイテッド、チェルシーらが強力なライバルになると主張している。

「シティは来シーズンより強くなるはずだ。ユナイテッド、チェルシーも同様だ。来シーズン、彼らが強くなることは明白だ」

「シティは傑出したチームであり、ユナイテッドは素晴らしい状態を維持している。チェルシーに関しては非常に調子が良く、幾つかの興味深いビジネスも行っている」

「トッテナムやアーセナルもこのまま眠り続けることはない。彼らは(優勝争いに)絡んでくるはずだ。レスター(・シティ)もね。とにかく、たくさんのライバルがいる」