新型コロナウイルスの影響により、全国選抜高校テニスやインターハイなどが中止となった高校テニス。そんな中、高校3年生のテニスプレーヤーに「3年間の集大成となる大会を実現したい」との想いから立ち上…

新型コロナウイルスの影響により、全国選抜高校テニスやインターハイなどが中止となった高校テニス。そんな中、高校3年生のテニスプレーヤーに「3年間の集大成となる大会を実現したい」との想いから立ち上げられた「STAYCHALLENGEプロジェクト」が1日、9月~11月に開催する全国大会「全国高3テニス チャレンジトーナメント」の出場者エントリー受付と、大会運営資金を募るクラウドファンディングを開始した。【動画】YouTuberによるパロディ動画「コロナ時代のテニス」

テニス・パデルのコーチ派遣や育成を行う株式会社Nexusが主催するこの大会。新型コロナウイルスの感染症対策として、 一般社団法人日本特殊清掃隊による試合会場の除染消毒および出場選手・運営スタッフへの感染対策指導が実施される。

なお、高校3年生に向けてプロテニス選手からメッセージが寄せられており、鈴木貴男(日本/Team REC)は「インターハイが中止になり、その他の地域の大会も中止になったことを聞きました。非常に残念ではありますが、高校生活の最後として、良い一区切りをつけるためにぜひトーナメントに出場してみてはいかがでしょうか」「大学に進学したり、社会人になったりした時に、この一区切りが皆さんにとって非常に良い思い出になることを願っています。Stay Challengeで、挑戦してください」とコメント。

土居美咲(日本/ミキハウス)は「この自粛期間中に気付いた、自分の気持ちを大切にして欲しいなと思います」「学校に行きたいと思った気持ち、友達に会いたいと思った気持ち。そしてテニスがしたいと思った気持ち、大好きだと思った気持ち。その気持ちを大切に」と呼びかけた。

そして「今回、高校3年生の皆さんにはこの大会に出るチャンスがあると思います。その気持ちをしっかりとこの大会にぶつけて、練習の成果を出していいパフォーマンスをしてもらえたら、と思っています。皆さんの挑戦を応援しています。頑張ってね!」とエールを送っている。

発表された大会開催概要は以下の通り。

・種目:男子シングルス、 女子シングルス

・対象者:現役高校3年生 ※2020年4月時点

・地方大会:2020年9月~10月に開催(北海道、 東北、 北信越、 関東、 東海、 近畿、 中国、 四国、 九州、 沖縄)

・全国大会:2020年11月7日、8日に開催

・参加費:1人3,000円(税込)

・大会要項:公式サイトに掲載

・エントリー(参加申込)受付:2020年7月1日15時より7月20日23時59分まで

※先着順ではありません。締め切り後、選考および抽選にて出場者を決定します。

※1人1回の申込に限ります。

(テニスデイリー編集部)

※写真はテニスのイメージ

(Photo by Julian Stratenschulte/picture alliance via Getty Images)