アーセナルは7月1日、プレミアリーグ第32節でノリッジと対戦し、4-0で快勝した。 コロナ明けから公式戦4試合連続でアウェイ戦だったアーセナルは、前節のサウサンプトン戦で初勝利を挙げると、直近のFAカップのシェフィールド・ユナイテッド戦も終…
アーセナルは7月1日、プレミアリーグ第32節でノリッジと対戦し、4-0で快勝した。
コロナ明けから公式戦4試合連続でアウェイ戦だったアーセナルは、前節のサウサンプトン戦で初勝利を挙げると、直近のFAカップのシェフィールド・ユナイテッド戦も終了間際のゴールで勝利。ベスト4進出を決めた。
それから3日後となる今節の舞台は本拠地エミレーツ・スタジアム。3バックを採用し、前節を出場停止で欠場したダビド・ルイスが復帰した。
再開後初のホーム戦となったアーセナルは8分、そのダビド・ルイスが右サイドのベジェリンへ見事なスルーパスを通す。ここはDFに対応されチャンスにならなかったが、ホームチームがボールを保持して試合を進めていく。
10分にはカウンターからオーバメヤンがシュートを放つなどアーセナルが主導権を握っていたが、20分にノリッジのセンターバック、ゴッドフリーのミドルシュートが飛び出す。威力も軌道も申し分なかったが、惜しくも左ポストを叩いて枠の外に弾かれた。
肝を冷やしたアーセナルだが、その後はリズムよくシュートを重ねていく。22分には右のハーフスペースから上げたセバージョスのクロスをラカゼットがヘディングシュート。32分にもCKの流れからラカゼットがチャンスを迎える。
だが、先制点は意外な形から訪れた。33分、最終ラインでボールを回すノリッジにオーバメヤンがプレッシャーをかける。するとGKクルルが珍しく対応を誤りボールをロスト。奪ったオーバメヤンがそのままゴールに流し込んだ。
およそ4カ月ぶりにホームのネットを揺らしたアーセナル。その4分後には、ボックス左でパスを受けたオーバメヤンのアウトサイドを使った巧みな折り返しをジャカがゴール。公式戦1年3カ月ぶりのゴールでリードを2点に広げた。
劣勢のノリッジは後半に向けて3枚替えに打って出る。すると開始直後、この交代で入ったイダーがいきなり枠内シュートを放つ。さらに60分にはボックス右に侵入したキャントウェルが倒されるが、主審はPKではないと判断。ノリッジサイドの猛抗議も実らなかった。
後半はいい流れを見せていたノリッジだったが67分、自陣左サイドで囲まれた状況で中へエスケープしたボールをオーバメヤンに奪われ絶体絶命。オーバメヤンがこのチャンスをフイにするはずもなく、しっかり決めてアーセナルが3点目を奪った。
その後、アーセナルは77分に、先日レンタル移籍から完全移籍へ移行したセドリックを投入。ケガで離脱が続いていた為これが初出場となった。するとその4分後、右CKの跳ね返りを拾ったセドリックがボックス手前からシュートを放つと、これがゴールに突き刺さり4点目。セドリックはデビュー戦を初ゴールで飾った。
試合はここで終了。コロナ後初めてのホーム戦となったアーセナルが快勝を収めた。一方、最下位のノリッジはこれで再開後3連敗。いよいよ降格が現実的となってきた。