7月8日から「MLS is Back Tournament」開催予定 米メジャーリーグサッカー(MLS)は、米フロリダ州オーランドのウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートで7月8日から「MLS is Back Tournament」を開催…

7月8日から「MLS is Back Tournament」開催予定

 米メジャーリーグサッカー(MLS)は、米フロリダ州オーランドのウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートで7月8日から「MLS is Back Tournament」を開催する予定で、各チームの現地入りが始まっている。米メディアによると、シーズン再開を前に、提供されている食事が選手から不評を買っている。選手がツイッターで公開した実際の食事の写真を目の当たりにしたファンの間にも、驚きが広がっている。

 米紙「USAトゥデー」のスポーツ専門サイト「フォー・ザ・ウィン」が「ウォルト・ディズニー・ワールドでのMLSの選手たちへの食事はファイア・フェスティバルと比較される」と題した記事によると、MLSは安全手順の一環として、各チームに食堂を用意しており、さらに選手たちには自分の部屋で食事をする選択肢も準備されているという。

 ではどういったメニューが提供されているのだろうか。トロントFCのオマール・ゴンザレスが30日(日本時間7月1日)、自身のツイッターで公開したメニュー表には、「ハウス・ローステッド・プライム・ニューヨークストリップ・ロイン」「レッド・ローステッド・ポテトサラダ」「シーズナル・ホール・フレッシュ・フルーツ」といった豪華メニューが並び、値段は65ドル(約7000円)となっている。

 しかし実際に提供された食事を見てみると、みすぼらしいサンドイッチと小さなカップ入りのカットされたポテト、それにバナナが1本という内容だ。

ファンも驚き「…これで65ドル?」「MLSよ、なぜなんだ」

 ゴンザレスが「美味しそう…」と冗談交じりの文章とともにこれらの写真を公開すると、目の当たりにしたファンからも呆れるような声が。「こりゃひどすぎる」「…これで65ドル?」「ワオ、彼らは君をファンみたいに扱っているな」「これは全くもって恥ずべきものだ」「MLSよ、なぜなんだ」「なんてこった」などといった驚きのコメントが相次いでいる。

 ゴンザレスのチームメイト、エリク・ザバレタも自身のツイッターで、歯を見せて顔を歪めた絵文字とともに昼食の写真を公開。ゴンザレスとは別の「バーボン・グレイズド・スモーク・バージニア・ハム」がメインの食事をオーダーしたようだが、こちらも質素な内容だ。

 米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のポッドキャスト番組「トータル・サッカー・ショー」の公式ツイッターによると、ゴンザレスが公開した食事(ボックス・ミール)は、自分の部屋で食事をする際のものであり、食堂では“実際の食事”が食べられるという。さらに、食事代は選手自身が払うものではないようだ。

 MLSは28日(日本時間29日)、新型コロナウイルス(COVID-19)の検査結果を公表。18名の選手と6名のチームスタッフが陽性反応を示したことを明らかにしている。食事を含め、選手やスタッフの健康管理に今後も注目が集まりそうだ。(THE ANSWER編集部)