主催大会の開催地クロアチアで壁に描かれた落書きが波紋

 男子テニス世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)は23日、新型コロナウイルスの陽性反応を示したことをツイッターなどで発表した。自身が主催したチャリティー大会「アドリア・ツアー」で複数の感染者を出して非難を浴びているが、開催国の1つ、クロアチアで記された恐怖のメッセージが波紋を広げている。ロシア放送局「ロシアトゥデー」が報じている。

 ジョコビッチはセルビアとクロアチアで慈善大会を開催したが、観客4000人が隣り合わせで観戦し、選手はマスクなし。試合後にはジョコビッチらがナイトクラブでリンボーダンスに興じるなど、濃厚接触の様子が海外で報じられていた。その後、ジョコビッチら4選手と、往年の名手でコーチのゴラン・イワニセビッチ氏ら複数のスタッフの新型コロナ感染が発覚していた。

 大会は中止に。感染を告白したジョコビッチはテニス界から批判を集めているが、クロアチアの街には数々の脅迫メッセージが刻まれたという。同メディアの記事では「ノバク・ジョコビッチの死を願うメッセージが、一連の参加者が新型コロナと診断されたアドリア・ツアーが行われたクロアチアの都市の壁に塗られた」と報じられている。

 クロアチアの地中海沿いの都市で、ツアーの舞台となったザダル近郊のスプリトではジョコビッチに対する憎悪の落書きが複数記されていたという。記事では「クロアチアのスター、ボルナ・コルッチはベオグラードとザダルで行われたイベント後に感染を発表した4選手の1人だった。そこでは観客数の制限や死を招くウイルス感染拡大を阻止する予防はなされなかった」と振り返っている。(THE ANSWER編集部)