最終日最終組からスタート、田中は3位、西郷は5位、古江は17位 新型コロナウイルスの影響で開幕が遅れていた女子ゴルフの開幕戦、アース・モンダミンカップ最終日が29日、無観客試合として千葉・カメリアヒルズCC(6622ヤード、パー72)で行わ…
最終日最終組からスタート、田中は3位、西郷は5位、古江は17位
新型コロナウイルスの影響で開幕が遅れていた女子ゴルフの開幕戦、アース・モンダミンカップ最終日が29日、無観客試合として千葉・カメリアヒルズCC(6622ヤード、パー72)で行われた。通算11アンダーの渡邉彩香(大東建託)がプレーオフの末に復活Vを遂げたが、最終日を最終組で迎えた新人3選手はスコアを伸ばしきれず、ほろ苦い開幕戦となった。
第3日終了時点で11アンダーの単独首位だった21歳・田中瑞希(フリー)は、1つスコアを落として10アンダー3位。3打差の2位で出た18歳・西郷真央(大東建託)は9アンダー5位。同じく3打差の2位で出た20歳・古江彩佳(フリー)は74で、6アンダー17位だった。
3打差を守れなかった田中は「めっちゃ悔しい。自信にもなったのですが、3打差で勝ちきれなかったのはまだまだ。そこをもうちょっと練習して、次こそは優勝できるように頑張りたい」と素直な気持ちを吐き出しながらも、前を向いた。
史上初となるプロ初戦での優勝を目指した西郷は、一度は首位に並びながらも、9番でのダブルボギーで後退。それでも最後まで踏ん張って5位に入った。「4日間含めてアンダーで回れたってことは、ものすごく大きなことだなと思いますし、今回パッティングが良くなってきていて、いままでの課題だったので、そこが今回良かったところだと思います」と充実感を漂わせた。
プロデビュー戦での優勝争いにも「緊張はまったくしてなくて、むしろすごく楽しんでプレーは出来たんですけど、自分のミスで伸び悩んだっていうのがすごく大きいと思います。次の試合でもしっかりと上位にいけるように頑張りたい」と18歳とは思えない大物感も。ジャンボ尾崎ゴルフアカデミーの1期生で、こちらも今後が楽しみな逸材だ。
3人の中で唯一の優勝経験があった古江はノーバーディーの74で17位。「しんどかったですね」と振り返り、「悪くはなかったんですけど、今日一日何か違いました」とコメント。無観客試合については、「やっぱり歓声してもらえるとテンションも上がってくるので、リズムも作りやすかったかなと思います」と語っていた。(THE ANSWER編集部)