ドルトムントのハンス=ヨアヒム・ヴァツケ最高経営責任者(CEO)が、イングランド代表FWジェイドン・サンチョ(20)の去就について語った。ドイツ『シュポルト1』が報じている。 マンチェスター・シティ下部組織出身で、2017年夏に加入したド…

ドルトムントのハンス=ヨアヒム・ヴァツケ最高経営責任者(CEO)が、イングランド代表FWジェイドン・サンチョ(20)の去就について語った。ドイツ『シュポルト1』が報じている。

マンチェスター・シティ下部組織出身で、2017年夏に加入したドルトムントでブレイクを果たしたサンチョ。今シーズンは公式戦44試合20ゴール20アシストと圧巻の成績を収めている。

マンチェスター・ユナイテッドを始め、多くのビッグクラブが獲得に動いていると噂される中、ドルトムントはサンチョについて1億ユーロ(約120億円)の値段設定をしていると言われている。

ユナイテッドは、今夏の移籍市場が開き次第獲得に動くことが濃厚とされているが、新型コロナウイルス(COVID-19)の経済的影響を加味し、値下げを要求するものとみられている。

しかし、ヴァツケCEOは28日、ドイツ『シュポルト1』の番組の中で、サンチョについて言及し、“値引き”は考えていないことを明かした。

「そんなことは起きていないが、仮にジェイドン・サンチョが我々のところへ来て、何が何でも退団したいと言ってきて、かつ我々が要求している金額を払いたいというクラブがあれば、話し合いに応じるだろう」

「だが、我々が要求する額を払えるクラブがいるとは思えないがね。それに“コロナ割引”は1円もするつもりはない」

「選手を売却しなければならない段階は過ぎた。夏の移籍はないと思う。次の夏の移籍市場ははいつもとは違う。アクラフ・ハキミを除き、チームは今のままだ」

また、同じくビッグクラブが狙うノルウェー代表FWアーリング・ハーランドについても、今夏の放出は「完全に論外」と述べた。