21歳アギラールが10回戦で圧勝、米メディア「連打で深刻なダメージ」 ボクシングのスーパーライト級10回戦で21歳の有望株が秒殺劇を繰り広げた。27日(日本時間28日)にメキシコで行われた一戦で無敗の21歳オマール・アギラール(メキシコ)が…

21歳アギラールが10回戦で圧勝、米メディア「連打で深刻なダメージ」

 ボクシングのスーパーライト級10回戦で21歳の有望株が秒殺劇を繰り広げた。27日(日本時間28日)にメキシコで行われた一戦で無敗の21歳オマール・アギラール(メキシコ)がダンテ・ハルドン(メキシコ)に開始55秒でTKO勝ち。デビューからの連勝を18に伸ばし、KO率を94%とした。米メディアも「たった55秒で打ちのめした」「連打で深刻なダメージ」と称賛している。

 1分かけずに試合を終わらせた。開始40秒過ぎ、アギラールはカウンター気味に左フックを顔面に打ち込むと、一気に前に出た。ロープ際に追い込み、左右で猛ラッシュ。最後は強烈な右ストレートが顔面を捉えた。すると、ここでレフェリーが割って入って試合終了。わずか55秒、あっという間の秒殺劇だった。

 これでデビューから無傷の18連勝。しかもKO勝ちは17を数え、KO率は94%になる。これまでも1ラウンドの秒殺劇を繰り返しており、将来が楽しみな倒し屋だ。インパクト十分の決着シーンは海外メディアが動画付きで公開し、米ボクシング専門メディア「ボクシングシーン.com」も試合をレポートしている。

 アギラールについて「スーパーライト級無敗の有望株」と評した上で「ハルドンをたった55秒で打ちのめした」と紹介。ゴングからリズムに乗り、猛攻を仕掛けた展開を伝えた上で「衰えの見えるベテランには相手と対等に戦うだけの技術がなかった」と経験豊富なハルドンに付け入る隙を与えなかったと指摘した。

 さらに「アギラールの連打は32歳に深刻なダメージを与え、最後の左フックは彼をふらつかせた」と称賛。レフェリーストップは早い判断のようにも思えたが、記事では「レフェリーにとっては、試合をストップさせるのに十分だった」と紹介している。この日もアンダーカードでの登場だったが、将来が楽しみな選手の一人だ。(THE ANSWER編集部)