今季が7年契約最終年となる田中、シーズン60試合で求められるもの メジャーリーグは最短で7月24日(日本時間25日)の開幕が正式に決定した。今シーズンは60試合制となり各チームは“短期決戦”を余儀なくされることになった。そんな中、地元ラジオ…

今季が7年契約最終年となる田中、シーズン60試合で求められるもの

 メジャーリーグは最短で7月24日(日本時間25日)の開幕が正式に決定した。今シーズンは60試合制となり各チームは“短期決戦”を余儀なくされることになった。そんな中、地元ラジオ局「WFAN」はヤンキースの主力5選手を「最も証明しなければならない」と注目し、田中将大投手が重要なシーズンを迎えると予想している。

 今季が7年1億5500万ドル(約168億円)の契約最終年となる田中。ヤンキース残留が基本線と予想されているが、記事では次の契約で大型契約を結ぶためには「162試合であろうと50試合であろうと、タナカにとって極めて重要となる」と指摘している。

 デビューから6年連続2桁勝利を挙げるなどここまで通算成績は75勝43敗、防御率3.75。そしてポストシーズンでは防御率1.76をマークする大舞台での勝負強さを「ヤンキースで最も安定して信頼できる投手の1人である」と評価しつつも、「金額が問題となる」と問題点を挙げている。

 32歳のダラス・カイケル投手は昨季3年5550万ドル(約60億7000万円)でブレーブスからホワイトソックスに移籍、ドジャースの柳賢振投手は昨季14勝5敗、防御率2.32を残し4年8000万ドル(約93億円)で再契約した例を挙げ、大型契約を手にするには短いシーズンで圧倒的な成績を収める必要があることを言及している。

 昨季は32試合に登板し11勝9敗、防御率4.45をマーク。今シーズンは例年に比べ半分以下の60試合となるため怪我さえなければ田中の登板は12、13試合と予想される。限られた試合数で結果が求められることになり「自身の価値をヤンキースに再確認させる時間は短い」と伝えている。(Full-Count編集部)