28日の午前11時から、無観客で日本男子のトッププロたちが真剣勝負を繰り広げるエキシビションマッチ「チャレンジテニス」の第2日が行われる。【第2日 10:50頃よりLIVE配信】西岡良仁も登場…

28日の午前11時から、無観客で日本男子のトッププロたちが真剣勝負を繰り広げるエキシビションマッチ「チャレンジテニス」の第2日が行われる。【第2日 10:50頃よりLIVE配信】西岡良仁も登場!チャレンジテニスこの無観客エキシビションマッチは、ダニエル太郎(日本/エイブル)と国枝慎吾(日本/ユニクロ)の呼びかけに応じて、日本国内在住の男子トッププロテニス選手9名と男子車いすテニス選手2名が、27日と28日の2日間にわたり、夢の熱戦を繰り広げる特別イベント。

今回はTeam TaroとTeam Shingoの2チームに分けての団体戦で、1試合45分で総獲得ゲーム数を競うという特別なルール。また線審やボールキッズはなしなど、万全の新型コロナウイルス対策の中で試合が行われる。そのため、選手は自身でボールを回収したり、タオルを取りに行ったりしている。

また試合の中でチェンジオーバー中に選手にインタビューを行うという、エキシビションマッチならではの新しい試みも行われている。

第1日は拮抗した戦いとなったが、Team Shingoが27-23で勝利。第2日は西岡良仁(日本/ミキハウス)が加わり、またシングルス選手と車いす選手がペアを組むニューミックスが行われる予定で、第1日とは違った展開が期待される。

また第1日の終了後、今大会のスペシャルナビゲーターを務めている松岡修造さんはインタビューにこう答えた。

Q:第1日が終わりました。まずは一日を終えての感想を教えてください。

「テニスボールの音を聞き、躍動感のあるプレーを見て、自分の心と体にテニスの素晴らしさをもう一度注入できたように思いました。それは僕だけでなく、選手、そして見ているみなさんとも共有できたと思います。そして、withコロナの中でチャレンジしていくというのはどういうことなのかが、今日の選手のプレーから伝わったと思います」

Q:一番印象に残っている試合はどれでしょうか?

「(第4試合の)荒井大輔選手と国枝慎吾選手の試合ですね。相手に1ゲームも取らせないような国枝選手のプレーは素敵だと思いました。テニスのトップとはこういうものだということを相手に伝えていたように見えました。そんな国枝選手からは王者の風格を感じましたし、テニス愛というのも伝わってきました。そして、最後まで諦めないでプレーした荒井選手にもチャレンジ精神と心の強さをすごく感じました」

Q:第2日の注目しているポイントや見どころを教えてください。

「西岡良仁選手が登場するのと、ニューミックスの試合ですね。ニューミックスはどのような試合になるのかとても楽しみです。あと、2日目ということもあり選手の緊張感も今日よりは解けてくるので、プレーのレベルは上がると思います」

Q:先日、「全米オープン」の開催決定が発表されました。また、ATPツアーも8月より順次再開予定で、いよいよテニスが帰ってきます。再開後のシーズンをどう予想されますか?

「withコロナの中では、いろいろな変化が出てきますが、人は工夫できるし、変化に対応できる力を持っています。特に、"全米オープン"のような大きなイベントは、いろいろな考えが出てくるので、いかに心を一つにして変化に柔軟に対応していけるかが重要になると予想します。それはテニス界が生き残っていくためにも必要なことでもあると思います」

Q:テニスファンに向けて一言お願いします。

「今日の試合を見て感じたことは、この企画はテニスファンのためだということです。テニスのファンがいないと、テニス界は成立しません。それを一番感じているのは選手です。今回は選手の感謝の気持ちが表れている試合だと思います。そして、これから変わっていくテニスに、一緒にチャレンジしていきましょう、という、ファンに向けてのメッセージを強く感じました」

第1日の対戦結果、第2日の対戦予定は以下の通り。

第1日

Team Taro 23-27 Team Shingo

①斉藤貴史 5-6 中川直樹

②綿貫陽介 5-4 守屋宏紀

③添田豪 4-4 伊藤竜馬

④【車いすテニス】荒井大輔 3-8 国枝慎吾

⑤ダニエル太郎 6-5 内山靖崇

第2日

①斉藤貴史 対 守屋宏紀

②綿貫陽介 対 中川直樹

③綿貫陽介 対 伊藤竜馬

④添田豪 対 内山靖崇

⑤ダニエル太郎 対 西岡良仁

⑥【ニューミックス】ダニエル太郎/荒井大輔 対 西岡良仁/国枝慎吾

【チャレンジテニス】

○開催日程:6月27日(土)午前11時~午後5時、28日(日)午前11時~午後5時

○出場選手

・Team Taro

ダニエル太郎(日本/エイブル)、添田豪(日本/ GODAI)、綿貫陽介(日本/日清食品)、斉藤貴史(日本/橋本総業ホールディングス)、荒井大輔(日本/BNPパリバ)

・Team Shingo

国枝慎吾(日本/ユニクロ)、西岡良仁(日本/ミキハウス)(28日のみ)、内山靖崇(日本/積水化学工業)、伊藤竜馬(日本/北日本物産)、守屋宏紀(日本/北日本物産)、中川直樹(日本/橋本総業ホールディングス)

○対戦形式

2チームに分けての団体戦。1試合45分で行われ、総獲得ゲーム数の多いチームの勝利。各日毎に勝利チームを決める

27日(土):シングルス4試合、車いすシングルス1試合

28日(日):シングルス5試合、ニューミックス1試合

(テニスデイリー編集部)

※写真は「チャレンジテニス」でのダニエル太郎と内山靖崇