夏のグランプリ・宝塚記念がいよいよ明日に迫った。ファン投票1位のアーモンドアイは参戦しないが、2位ラッキーライラック…
夏のグランプリ・宝塚記念がいよいよ明日に迫った。ファン投票1位のアーモンドアイは参戦しないが、2位ラッキーライラックや3位サートゥルナーリアなどが出走。この1年の芝の古馬GI、特に中距離戦線では牝馬が大活躍で、その流れがここでも続くのかにも注目が集まる。
有力馬4頭はそれぞれに高い素質を持つ。それだけにほんの少しの不安材料が気になり、順番をつけるのが悩ましい。
内枠に入ったグローリーヴェイズは今週からBコースに替わるため、芝生のいい状態のところをロスなく立ち回れそう。
昨年の天皇賞・春では4コーナーで勝ち馬フィエールマンより外を回るロスがありながらも、京都外回りコースの長い直線をいっぱいに使っての追い比べを演じ、クビ差2着。前走の香港ヴァーズでは直線で内から鋭く伸びてGI初制覇を果たした。
この春はドバイ遠征の予定がカラ輸送となり、実戦は6カ月半ぶり。元々、間隔を空けながら使われてきた馬ではあるが、5カ月半ぶりだった昨秋の京都大賞典は前半の走りに力みが見られた。
久々となる今回もその点が気になったが、宝塚記念に向けて併せ馬でしっかり追い切りを重ね、初経験となる阪神競馬場には他馬より早く金曜日にやってきたことは心強い。
ラッキーライラックは昨秋のエリザベス女王杯制覇以降、すごく充実してきた印象。
2歳女王に輝くも、3歳クラシックではアーモンドアイの後塵を拝した。その後も善戦はするものの勝利にはあと一歩手が届かなかったのが、エリザベス女王杯も香港ヴァーズ(2着)も直線で素晴らしい伸びを見せた。
前走、牡馬相手に勝利した大阪杯も直線でひと呼吸、追い出しを待ったように見受けられるが、それにしっかり応えた最後の脚には操縦性や器用さが高まっているように感じる。
やや外目の枠に入ったが、大阪杯と同じ内回りコースで、そういった点は強い武器となるだろう。
無敗で皐月賞を制覇したサートゥルナーリアの再びのGI制覇も見たい。
前走・金鯱賞は別定戦のため他馬より重たい58kgを背負いながらも完勝。若い頃から調教でいい動きを見せていたが、1週前追い切りの直線の動きも素晴らしかった。
フォトパドックなどを見る限り、やや距離適性が短い方に傾きかけているのかなという気がしなくもないが、秘める力は相当なはず。
クロノジェネシスは古馬になって牡馬と初対戦となった今年2月の京都記念を勝利。続く大阪杯も2着と安定した成績を残す。
どちらかといえば先行有利の今の阪神において、前目につけられるのも魅力的。外枠に入った点がどうかだが、3歳時より一段とパワーアップしており注目だ。
他にもキセキの巻き返しやスティッフェリオのGI初制覇なども注目の宝塚記念。6月28日阪神11R、15時40分発走予定。
(文:大恵陽子)