いつかは起こるべきことだったのだろう。若手テニス選手のホープである21歳のステファノス・チチパス(ギリシャ)には哲学者のような面があり、SNSでそのような発信をしている。だが彼は他人の言葉を引…

いつかは起こるべきことだったのだろう。若手テニス選手のホープである21歳のステファノス・チチパス(ギリシャ)には哲学者のような面があり、SNSでそのような発信をしている。だが彼は他人の言葉を引用しても、出典を書かないことが多いのだ。テニス関連ウェブメディアBaselineが報じている【実際の写真】チチパスの引用ツイート

Twitterで40万人を超えるフォロワーを持つイギリスの作家マット・ヘイグがチチパスの3つのツイートについて指摘した。「これはどれも僕が書いたことだ。誰かが気に入ってくれて嬉しいよ(よくあることだ。でも僕の名前は短いから、出典を書くのは簡単だと思うけど)」

ヘイグはさらに「本当に怒ってるわけじゃないんだ。彼を責めないで。模倣は賞賛だから」と続けた。

3つのツイートとは、

「ベッドから抜け出す方法。1.目を醒ます。2.電話を手に取る。3.電話を72分間見つめる。4.溜息をつく。5.ベッドから出る。時には2から4は飛ばしてもいい」

「僕らは不幸を売りつけられている、なぜなら不幸は金になるからだ。僕らが売りつけられているものの多くは、違うものになろうと努力したらもっといいものになれるという考えだ」

「憶えておくといい、誰も本気であなたの外見を気にしはしない。みんな自分がどう見えるかだけを気にしている。世界中であなたの顔について心配しているのはあなた一人だ」いうものだった。

チチパスはちゃんとこれを受け止めて、発信した。「マット・ヘイグの素晴らしい賢明な言葉をみんなに知って欲しかっただけなんだ。役に立つ、ためになる言葉だから。ありがとう、そしてタグをつけていなかったことを謝罪します」

今後はチチパスが他人の言葉を引用する際には、出典を明らかにしてくれることを期待しよう。

(テニスデイリー編集部)

※「ATP500 ドバイ」でのチチパス

(Photo by Tom Dulat/Getty Images)