今シーズンのプレミアリーグで優勝が目前に迫っているリバプール。順位表のトップを独走しているが、その他の分野でもリーグトップのようだ。 イングランドサッカー協会(FA)は、欧州サッカー連盟(UEFA)の規定により、1部から5部リーグに所属する…
今シーズンのプレミアリーグで優勝が目前に迫っているリバプール。順位表のトップを独走しているが、その他の分野でもリーグトップのようだ。
イングランドサッカー協会(FA)は、欧州サッカー連盟(UEFA)の規定により、1部から5部リーグに所属するクラブが代理人に支払った金額を1年単位で公表している。
イギリス『スカイ・スポーツ』によると、FAが発表した2019年2月から2020年1月までの集計の結果、代理人手数料として3030万ポンド(約40億円)を支払ったリバプールがリーグトップだという。
この結果、リバプールは3年連続のリーグ1位。他クラブを圧倒した昨シーズンの4380万ポンド(約58億円)からは減額されている。
FAは合計額に対する内訳は公表していないものの、リバプールの支出が多くなっている理由は、代理人手数料を分割払いしているため。2017-2018シーズンに移籍金7500万ポンド(約100億円)で獲得したオランダ代表DFヴィルヒル・ファン・ダイクや2018-2019シーズンに6500万ポンド(約86億円)で獲得したブラジル代表GKアリソン・ベッカーら、大型補強が続いた影響だと考えられる。
また、2位には2900万ポンド(約38億円)を支払ったマンチェスター・シティ、3位には2760万ポンド(約36億円)を支払ったマンチェスター・ユナイテッド、4位には2620万ポンド(約34億円)を支払ったチェルシーがランクインしている。
また、最も少ないのはバーンリーの390万ポンド(約5億2000万円)で、シェフィールド・ユナイテッドの430万ポンド(5億7000万円)、ノリッジの490万ポンド(6億5000万円)が少ない3クラブとなっている。
リーグ全体では、昨シーズンより230万ポンド(3億円)増加し、2億6330万ポンド(約350億円)となっている。
代理人に多額の手数料を支払っているリバプールだが、30年ぶりのリーグ制覇が手に入れば、必要経費だったと言えるだろう。
◆プレミアリーグ代理人手数料支払い額トップ4(直近3年)
●2019年2月-2020年1月
リーグ全体:2億6330万ポンド(約350億円)
1位:リバプール/3030万ポンド(約40億円)
2位:マンチェスター・シティ/2900万ポンド(約38億円)
3位:マンチェスター・ユナイテッド/2760万ポンド(約36億円)
4位:チェルシー/2620万ポンド(約34億円)
5位:エバートンが1690万ポンド(約22億円)
6位:アーセナルが1360万ポンド(約18億円)
7位:ウェストハムが1320万ポンド(約17億円)
8位:トッテナムが1250万ポンド(約16億円)
●2018年2月-2019年1月
リーグ全体:2億6060万ポンド(約346億円)
1位:リバプール/4380万ポンド(約58億円)
2位:チェルシー/2680万ポンド(約35億円)
3位:マンチェスター・シティ/2410万ポンド(約32億円)
4位:マンチェスター・ユナイテッド/2080万ポンド(約27億円)
●2017年2月-2018年1月
リーグ全体:2億1100万ポンド(約280億円)
1位:リバプール/2680万ポンド(約35億円)
2位:チェルシー/2500万ポンド(約33億円)
3位:マンチェスター・シティ/2300万ポンド(約30億円)
4位:マンチェスター・ユナイテッド/1800万ポンド(約24億円)