新型コロナウイルス(CODID-19)の影響により試合開催を延期しているJ2リーグだが、27日からJ1リーグに先んじて再開を迎える。 厳しい過密日程が予想される今シーズンのJ2リーグ。昇格枠も2つに減り、今まで以上に熾烈な昇格争いが繰り広げ…
新型コロナウイルス(CODID-19)の影響により試合開催を延期しているJ2リーグだが、27日からJ1リーグに先んじて再開を迎える。
厳しい過密日程が予想される今シーズンのJ2リーグ。昇格枠も2つに減り、今まで以上に熾烈な昇格争いが繰り広げられることとなるだろう。
そんな昇格争いで大事になってくるのが、やはりチームの得点力。大きな得点源がチームにいることは、昇格に近づく手立てとなる。そこで今回は、再開に向けて歴代のJ2の得点王をご紹介したい。
1999シーズンからスタートしたJ2リーグ。初代J2得点王となったのは日本代表歴もある神野卓哉だ。横浜マリノスやヴィッセル神戸でプレーした神野は、当時大分トリニータに在籍。36試合19得点の活躍を見せ初代得点王に。翌年はJ1のFC東京へと移籍した。
日本人得点王でスタートしたJ2リーグだったが、その後は8シーズンに渡って外国人選手が得点王のタイトルを獲ることに。懐かしい名が多く並ぶが、その中でも目を引くのが今も上海上港で活躍する元ブラジル代表FWフッキだろう。
かつては、コンサドーレ札幌(現北海道コンサドーレ札幌)川崎フロンターレ、東京ヴェルディでプレーしたフッキだが、2007シーズンはJ2歴代最多タイとなる37得点を挙げ、大暴れした。
2008年からは一転して日本代表クラスの選手たちが得点王に輝くこととなる。現在レアル・サラゴサでプレーする香川真司もその内の一人で、背番号「8」を着用した2009シーズンはC大阪で27得点を記録しチームのJ1昇格の大きな原動力に。そして2010年にドルトムントへと移籍を果たし、ヨーロッパでプレーを続けている。
2011年に豊田陽平が得点王になってからは、再び外国人選手が得点王になることが増えている。2015年の得点王ジェイ(現北海道コンサドーレ札幌)や2016年の得点王である鄭大世は今もJ1の舞台で活躍を続けている。
そして、昨シーズンのJ2得点王であるブラジル人FWレオナルドは今シーズンから浦和レッズへと完全移籍し、J1の舞台へステップアップを果たした。
必ずしも得点王とJ1昇格は直結しないものの、昇格争いをする上では重要な要素。果たして今シーズンは誰が得点王に輝くのか。第1節終了時では、ハットトリックを達成した徳島ヴォルティスの西谷和希がトップに立っている。
◆歴代J2リーグ得点王
1999年:神野卓哉(大分トリニータ)19得点/36試合
2000年:エメルソン(コンサドーレ札幌)31得点/34試合
2001年:マルコス(ベガルタ仙台)34得点/40試合
2002年:マルクス(アルビレックス新潟)19得点/36試合
2003年:マルクス(アルビレックス新潟)32得点/41試合
2004年:ジュニーニョ(川崎フロンターレ)37得点/39試合
2005年:パウリーニョ(京都パープルサンガ)22得点/32試合
2006年:ボルジェス(ベガルタ仙台)26得点/41試合
2007年:フッキ(東京ヴェルディ)37得点/42試合
2008年:佐藤寿人(サンフレッチェ広島)28得点/40試合
2009年:香川真司(セレッソ大阪)27得点/44試合
2010年:ハーフナー・マイク(ヴァンフォーレ甲府)20得点/31試合
2011年:豊田陽平(サガン鳥栖)23得点/38試合
2012年:ダヴィ(ヴァンフォーレ甲府)32得点/38試合
2013年:ケンペス(ジェフユナイテッド千葉)22得点/38試合
2014年:大黒将志(京都サンガF.C.)26得点/42試合
2015年:ジェイ(ジュビロ磐田)20得点/32試合
2016年:鄭大世(清水エスパルス)26得点/37試合
2017年:イバ(横浜FC)25得点/41試合
2018年:大前元紀(大宮アルディージャ)24得点/41試合
2019年:レオナルド(アルビレックス新潟)28得点/38試合