タイソンの復帰が話題の中で、“ゴールデンボーイ”が注目発言 ボクシングの元6階級制覇王者オスカー・デ・ラ・ホーヤ氏(米国)。“ゴールデンボーイ”の異名をとり、現在はプロモーターとしてカネロことサウル・アルバレス(メキシコ)を抱えるなど、一大…

タイソンの復帰が話題の中で、“ゴールデンボーイ”が注目発言

 ボクシングの元6階級制覇王者オスカー・デ・ラ・ホーヤ氏(米国)。“ゴールデンボーイ”の異名をとり、現在はプロモーターとしてカネロことサウル・アルバレス(メキシコ)を抱えるなど、一大勢力となっている。この47歳がリング復帰を視野に動き出したというのだ。海外メディアが報じている。

 元ヘビー級3団体王者マイク・タイソン氏のリング復帰が大きな話題を呼ぶ中で、史上初の6階級制覇王者も復帰へ向けたプランを温めている。

 英ラジオ局「トークスポーツ」が、米専門誌「リング」の動画サイト「リングTV」でのデ・ラ・ホーヤの発言内容を引用する形で報道。タイソンに触発されたゴールデンボーイは、フロイド・メイウェザーの父シニア氏をトレーナーに迎える意向だという。

 デ・ラ・ホーヤ氏はバルセロナ五輪で金メダルを獲得。1992年にプロデビューすると、一気にスター街道を駆け上がり、スーパーフェザー級~ミドル級までの6階級制覇。2008年のマニー・パッキャオ(フィリピン)戦を最後に現役を引退した。

 現在は「ゴールデン・ボーイ・プロモーション」を率いて、カネロらをプロモートするプロモーター。「明らかに俺の体は12ラウンド戦えるものじゃない。だけどやれる気がするんだ。そのうち分かるさ」と語っている。

復帰ならミドル級?「カネロと戦うってことではないよ」

 さらに「まずはタイソンのパフォーマンスを見てみたい。どれほどの反射神経なのか。もし彼が3ラウンド、4ラウンドと戦えていたら、そのとき俺は決断する。本当に復帰したいんだ。マジで考えている。体重は160ポンドで行くだろう。カネロと戦うってことではないよ」とジョーク交じりながら、ミドル級(160ポンド=約72.5キロ)で戦うと、具体的なプランまで明かしている。

 タイソンの復帰宣言に影響を受けている様子だが、エキシビションマッチでの復帰には否定的で「ノー。リアルファイトだ。俺の反射神経はまだいける。ジムにはかなりの頻度で行っている。今もなおリングに上がれば誰でも倒せる」と“本気”の現役復帰を示唆しているのだ。

 さらにデ・ラ・ホーヤ氏はフロイド・メイウェザー・シニアをトレーナーとして迎えたい意向も明かしている。過去にも復帰への意思を示したこともあるゴールデンボーイが再びグラブをつけてリングに上がる姿が見られるのだろうか。(THE ANSWER編集部)