ロマゴン、井岡ら強豪ひしめく階級に新王者誕生 ボクシングのWBA世界スーパーフライ級タイトルマッチが23日(日本時間24日)、米ラスベガスで行われ、挑戦者のジョシュア・フランコ(米国)が正規王者のアンドリュー・マロニー(オーストラリア)に判…

ロマゴン、井岡ら強豪ひしめく階級に新王者誕生

 ボクシングのWBA世界スーパーフライ級タイトルマッチが23日(日本時間24日)、米ラスベガスで行われ、挑戦者のジョシュア・フランコ(米国)が正規王者のアンドリュー・マロニー(オーストラリア)に判定勝ち。11ラウンドには右ストレートでダウンを奪うなどし、3-0の判定で新王者の座についた。WBAのスーパー王者はローマン・ゴンサレス(ニカラグア)。

 コロナ禍からの興行再開後、初の世界戦は番狂わせが起きた。無敗の王者マロニーを24歳のダークホースが撃破した。中盤から的確なパンチをヒットさせ、ペースをつかんだフランコは、11回に強烈な右ストレートでダウンを奪う。12回も仕留めにかかったが、王者もしぶとく踏ん張り決着は判定に。文句なしの3-0で新たにチャンピオンベルトを手にした。

 井上尚弥が優勝したワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級大会に出場したジェイソンを双子の兄にもつ、マロニーはデビューから21連勝中(うち14KO)だったが、初防衛戦でまさかの初黒星。米ヤフースポーツによると、試合後マロニーは「今夜は俺の夜じゃなかった。これはアンドリュー・マロニーの最高の姿ではない。しかしジョシュア・フランコに称賛を送りたい」と素直に勝者を称えている。

 タフさを見せつけた新王者フランコは24歳。WBAのスーパー王者にはロマゴンが、WBCがファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)、IBFがジェルウィン・アンカハス(フィリピン)、WBOが井岡一翔という、強豪王者が揃う階級にまた新たなスター候補が誕生した。(THE ANSWER編集部)