元「全米オープン」チャンピオンのフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)が、ロジャー・フェデラー(スイス)の膝の手術を行った医師に、自分も診察してもらいたいと希望。デル ポトロはすでに…

元「全米オープン」チャンピオンのフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)が、ロジャー・フェデラー(スイス)の膝の手術を行った医師に、自分も診察してもらいたいと希望。デル ポトロはすでにフェデラーに、担当医師を紹介して欲しいと伝えたそうだ。Tennis World USAが報じた。【動画】もっと見たい!デル ポトロ強烈フォアハンド炸裂集!

デル ポトロはフェデラーの友人であるだけでなく、フェデラーがエージェントと立ち上げたマネージメント会社Team 8のクライアントでもある。デル ポトロは今年の1月に手術を受けており、その後のリハビリの間にラファエル・ナダル(スペイン)の担当医や、マイアミの専門医の診断も受けている。

2019年の「ATP500 ロンドン」でデニス・シャポバロフ(カナダ)と対戦した1回戦で、デル ポトロは2018年にも傷めた右膝蓋骨を再度骨折、それ以来試合に出場していない。デル ポトロがツアーに戻れる日が来るのか、手術後のリハビリがどう進むのか気になるところである。

デル ポトロの過去最高ランキングは世界3位だが、現在は128位。グランドスラムでは2009年の「全米オープン」で1回優勝を果たしている。準決勝でナダルを破り、決勝では当時大会5連覇中だったフェデラーを破っての優勝であった。

デル ポトロは、グランドスラム1大会の間にフェデラーとナダルの両者を破った最初の選手であり、2005年の「全仏オープン」から2013年の「全米オープン」までの間にビッグ4以外でグランドスラムで優勝した唯一の選手でもある。その他の彼のハイライトには、2018年「全米オープン」準優勝、2012年「ロンドンオリンピック」銅メダル、2016年「リオオリンピック」銀メダル、2018年「ATP1000 インディアンウェルズ」優勝、母国の代表として出場した2016年「デビスカップ」での優勝などが挙げられる。

だがデル ポトロは不運にもキャリアを通して何度も膝や手首の故障に見舞われてきた。彼は2008年に、記録に残る2番目に長い連勝記録を打ち立ててもいる。また、ティーンエイジャーとしてオープン化以降2番目に長い、5大会にわたる23試合連勝記録を作った。これは、ナダルが持つ最長記録24連勝と僅か1勝の差である。

フェデラーは先日、今年2度目となる膝の手術を受け、2020年内残りの大会には出場せず、2021年に復帰することを発表している。

(テニスデイリー編集部)

※写真は2019年「ATP500ロンドン」でのデル ポトロ

(Photo by Chloe Knott - Danehouse/Getty Images)