かつての井上のライバル王者が3団体統一戦を予想 ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で延期となったWBO同級王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)との3団体統一戦へ向け…
かつての井上のライバル王者が3団体統一戦を予想
ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で延期となったWBO同級王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)との3団体統一戦へ向けて調整を続けている中、かつて海外メディアから“逃げた”とされていたIBF世界スーパーフライ級王者ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)は3団体統一戦について「五分五分」と予想している。フィリピンメディア「GMAニュースオンライン」が報じている。
当初は4月にラスベガスで予定されていた3団体統一戦は延期となっているが、近い階級の世界王者も注目を寄せている。
アンカハスは「自分の考えでは五分五分だ。118ポンドに転級してからというものの、カシメロのパワーに疑問の余地はない。我々は彼の試合を全て見ているが、どんな相手も眠らせることができる」と語り、同胞のフィリピン人ファイターのパンチ力を高く評価している。
さらに「カシメロが慎重さを失えば、イノウエにとっても同じことは言える。だから、これは五分五分の戦いだと本当に思っているんだ」と続けている。
パワー勝負を予想「どちらがビッグショットを着弾させるか、だ」
井上のスーパーフライ級時代には、対戦を熱望しながら最終的には実現せず。海外メディアから「井上から逃げた王者」と名指しで報じられた経緯もあった。
井上の強さをよく知るアンカハスは「彼らのスタイルはほとんど同じ。詰まるところはパワー勝負。どちらがビッグショットを着弾させるか、だ」とも語ったという。
カシメロ同様、伝説の6階級制覇王者マニー・パッキャオの経営する「MPプロモーションズ」所属のアンカハス。同門王者として、井上が相手でも互角という見方は崩さなかった。(THE ANSWER編集部)