バルセロナに所属するチリ代表MFアルトゥーロ・ビダルがサポーターの偉大さを痛感している。スペイン『マルカ』が伝えた。 新型コロナウイルスの影響を受けて一時中断していたラ・リーガは、6月11日より再開。しかし、健康面や安全面への考慮から無観客…

バルセロナに所属するチリ代表MFアルトゥーロ・ビダルがサポーターの偉大さを痛感している。スペイン『マルカ』が伝えた。

新型コロナウイルスの影響を受けて一時中断していたラ・リーガは、6月11日より再開。しかし、健康面や安全面への考慮から無観客開催とともに、ソーシャル・ディスタンスの徹底やドリンクボトルの共有禁止など、感染防止のため厳格なプロトコルに従い運営されている。

ピッチ内外で熱血漢として知られるビダルは、“新しい生活”への適応が求められる中、以前とは大きく異なる環境下でのプレーに違和感を覚えている。

23日にラ・リーガ第31節のアスレティック・ビルバオ戦を控えるチリ代表MFは、スペイン『Radio Cooperativa』でリーグ再開後の現状について自身の見解を示している。

「奇妙で複雑な気分だよ。試合前に決まったプロトコルを行わなければならない。以前には想像もつかないようなことさ」

「これまではスタジアムに到着する前から、サポーターが多くの感情を与えてくれた。それは今の僕たちにはないものだ。現状、試合を巡る雰囲気は完全に変わってしまったよ」

「ファンがいないとモチベーションが上がらないし、集中することも難しいよ。ピッチに出たいと思うことさえもね。フットボールはファンが生み出す空気があってこそのものだと思うよ」

また、バルセロナは前節のセビージャ戦での0-0のドローにより、同勝ち点ながらレアル・マドリーに首位を明け渡すことになった。そういった中、今回のアスレティック戦では首位チームにプレッシャーを与える上で、勝ち点3を取り戻す必要がある。

ビダルはホーム開催となるこの一戦に向け、「とても激しく、とても難しい試合になるだろう。アスレティックは非常に難しい相手だ。僕たちは改善しなければならない」と、警戒心を示した。