パリ・サンジェルマン(PSG)からの対談が既定路線となっているフランス代表DFレイヴァン・クルザワ(27)だが、残留する可能性が出てきたようだ。 今シーズン限りでPSGとの契約が満了を迎えるクルザワ。ブラジル代表DFチアゴ・シウバや、ウルグ…

パリ・サンジェルマン(PSG)からの対談が既定路線となっているフランス代表DFレイヴァン・クルザワ(27)だが、残留する可能性が出てきたようだ。

今シーズン限りでPSGとの契約が満了を迎えるクルザワ。ブラジル代表DFチアゴ・シウバや、ウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニと共に、今夏フリーで他クラブへ移籍することが報じられている。

しかし、フランス『フランス・フットボール』によれば、クラブのスポーツ・ディレクター(SD)を務めるレオナルド氏とクルザワの代理人が電話での会談を行い、一転して4年間の契約延長が提案されたという。

思わぬ打診を受けたクルザワだが、この契約年数に対して2倍の給与を求めたとのこと。両者は、7月の中旬まで条件面について話し合いを続けるようだ。

契約延長について話し合っている両者だが、交渉が決裂しても別の話し合いが持たれるとのこと。PSGはリーグ・アンこそ新型コロナウイルス(COVID-19)の影響でシーズン途中で打ち切りとなったが、8月に開催されるチャンピオンズリーグ(CL)は勝ち残っている状況だ。

クルザワは6月30日までの契約となっており、このままではCLでのプレーができない状況。そのため、2カ月間の短期契約を結ぶ必要がある。

クルザワも今シーズンはPSGと戦って終えることを望んでいるとされるが、この2カ月に関しては2倍の給与に加え、この期間で重傷を負った場合の保障を求めているようだ。

クルザワに対してアトレティコ・マドリーとインテルが関心を寄せていたものの、それは薄れているとのこと。一方で、アーセナルとチェルシーのロンドンを拠点にしている2クラブは、フリーでの獲得に興味を持ち続けていると伝えられている。

クルザワは、今季ここまで公式戦23試合出場1ゴール2アシストの成績だが、PSGが条件を飲む可能性は高くなく、今夏の退団はやはり避けられなさそうだ。